フェラーリとメルセデスは、2022年型マシン開発プログラムを終了する。
●【2022年F1チャンピオンシップ・ランキング】フェラーリとメルセデスの現ランキング/F1第18戦日本GP終了後
■フェラーリ「予算の限界」タイヤの摩耗問題は解決せず
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がすでにチャンピオンとなり、レッドブルがコンストラクターズタイトルに向けてクルージングしている中、フェラーリF1のマッティア・ビノット代表は、チームが「今シーズンの予算の限界」に達したため、鈴鹿に持ち込んだ新しいフロアが最後の開発だと語っている。
というのも、この新しいフロアはフェラーリが抱えるタイヤの過剰な摩耗という問題を解決するものではなかったからだ。
日本GPを終えたシャルル・ルクレールは「ウォームアップはすごくいいんだけど、3、4周でタイヤがダメになっちゃうんだ」と語った。
しかしビノットは、新しいフロアは有効だと言う。「データを収集した結果、開発ステップを確認することができた」と主張する。
■メルセデスF1「空力開発の最終段階」
一方、昨年のコンストラクターズチャンピオンであるメルセデスは、次戦アメリカGP(オースティン)で2022年型マシン開発プログラムを終了することになる。
「空力開発の最終段階だ」と、チームのエンジニアリングボスであるアンドリュー・ショブリンは言う。
「また、いくつかの部品を軽量化することで、車両重量を制限値に近づけることができる」
「一歩一歩、学ぶことが多く、その学びを来年に生かすことができるからね」と付け加えた。