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フェルスタッペン、王座確定はお預けでF1シンガポールGPは誕生日プレゼントにならず「散々だったレースはもう忘れて日本へ向かう」

2022年10月04日(火)3:28 am

今季のF1第17戦シンガポールGPを7位という予想外の結果で終えてしまったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だが、そのことはそれほど「たいしたことではない」と主張した。

●【2022F1第17戦シンガポールGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

ウエットコンディションのために開始が遅れたマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでのナイトレースは、2番グリッドからスタートしたレッドブルのセルジオ・ペレスがスタートでポールシッターのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を攻略してトップに立つと、そのままレースを支配し続け、今季2勝目、通算4勝目を飾った。

■シンガポールでのタイトル確定はおあずけに

一方、2年連続でのドライバーズタイトル獲得に向けた最初のマッチポイントレースとしてシンガポールGPを迎えていたフェルスタッペンだったが、金曜日に25歳の誕生日を迎えたものの、日曜日に自らのタイトル獲得でそれを祝うことはできなかった。

土曜日の予選では、Q3最後のアタックでポールポジション獲得が確実だと思える走りを見せていたフェルスタッペンだが、チームからの指示によりそのラップを中断していた。これは、そのまま走り続けるとセッション後に提出が義務づけられている燃料サンプルが足りなくなる恐れがあったためだ。

この結果、フェルスタッペンはコーナー数が多く、抜きどころが少ない市街地サーキットを8番グリッドからスタートすることとなり、その時点でこのレースでのタイトル獲得決定はかなり厳しくなることが予想されていた。

■フェルスタッペンは多くを望みすぎていたとレッドブル首脳

「週末全体が誕生日プレゼントにはならなかったよ」

そう語ったレッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は次のように続けた。

「金曜日はセットアップが間違っていたし、土曜日は予選でジレンマが生じていた。そして、レースではスタート時にエンジンが間違ったモードとなってしまい、その後、彼はブレーキングでミスをしてしまった」

「スタート直後から、彼があまりにも多くを望んでいたのは明らかだったよ」

■いいパフォーマンスを示せなかったことが悔しいとフェルスタッペン

一方、フェルスタッペン自身は、シンガポールGP決勝後に次のように語っている。

「もちろん、全ては昨日(土曜日)から始まったんだ」

「あの位置からスタートしたら、なんとか順位を上げられるか、あるいは、フラストレーションがたまるかのどちらかだよ」

「7位は8位よりいいけど、トレーニングで僕たちが示したことからすればまったくひどいものだったし、僕はそのためにここにいるわけじゃないんだ」

「もうこのレースのことは忘れて、日本に向かう方がいいね」

「全てが僕にとって不利に動いたみたいだった。僕は全ての週末でいいパフォーマンスを発揮したいと思っているから、悔しいよ」

「今回はひどかった。だけど、別にどうってことはないよ」

「僕たちには大きなリードがあるし、あとまだ5レースも残っているからね」

そう語ったフェルスタッペンは、今週末に鈴鹿で3年ぶりに開催されるF1日本GP(9日決勝)で再びドライバーズタイトル獲得確定に向けて戦うことになる。

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