レッドブルの支援を受けてF1で戦ってきたアレクサンダー・アルボンだが、今後はレッドブルの支配下から抜け出すことになりそうだ。
■現在はレッドブルからウィリアムズにレンタル移籍されているアルボン
2021年はレッドブルのシートをセルジオ・ペレスに明け渡し、リザーブドライバーとして1年を過ごしたイギリス生まれのタイ国籍ドライバーであるアルボンだが、2022年はレンタル移籍の形でウィリアムズのフルタイムドライバーを務めている。
昨年の9月にアルボンが2022年にウィリアムズで走ることが発表された際、レッドブルがアルボンとの2023年の契約オプションを持つことになると伝えられていた。
だが、8月初旬にウィリアムズがアルボンと2023年から複数年に及ぶ契約を結んだことが発表された。これは、レッドブルが2023年の契約オプションを行使しなかったことを意味するものだ。
そして、現時点では何も正式に発表はされていないものの、どうやら2023年以降についてはアルボンがレッドブルの支配下に置かれることはなくなるものと考えられている。
今季ここまでチームメートのニコラス・ラティフィを大きく上回るパフォーマンスを発揮しているアルボンは、先週末にスパ・フランコルシャンで開催された第14戦ベルギーGPではウィリアムズ移籍後初の予選Q3進出も果たしている。
■アルボンが認める「僕は完全にウィリアムズのドライバー」
そのアルボンは、来年からはレッドブル所属ドライバーではなくなるのかと質問されると次のように答えている。
「今はもうほぼそんな感じだよ。僕は完全にウィリアムズのドライバーなんだ」
「レッドブルとは今年もずっとつながりがあったんだ。レッドブルとは今でも素晴らしい関係にあるよ。ウィリアムズと同じように、彼らは僕にF1でのチャンスを与えてくれたし、僕はあそこの人たちと本当にいい関係にあるんだ。彼らは本当にずっと僕をサポートしてくれたよ」
そう語った26歳のアルボンは、次のように付け加えた。
「だけど、今はよりウィリアムズに集中しているよ」。