F1の夏休みが明けて後半戦が開幕。3連戦の最初のグランプリとなるF1ベルギーGP(スパ-フランコルシャン)初日の午前中、フリー走行1回目が行われた。
●【2022F1第14戦ベルギーGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数
まずトップタイムを出したのはカルロス・サインツ(フェラーリ)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。後半戦もフェラーリが速さを見せつける形は変わらないようだ。
チャンピオンシップをリードするレッドブルのもう一台、セルジオ・ペレスは10番手だった。
レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)のパワーユニットを搭載するアルファタウリF1は、角田裕毅が8番手と好位置につけた。また、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)に代わってF1で義務化されている若手ドライバー起用枠としてF1デビューを飾ったF2参戦中のオーストラリア人ドライバー、リアム・ローソンは19番手だった。
セッション残り23分、ケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンが最終シケインを立ち上がったところでパワーを失い、ホームストレートでピットウォール側にストップ。車両撤去のため赤旗が出された。
路面が一部再舗装されるなど確認事項も多いセッションのはずだったが、終盤には天候が変わりやすいスパウェザーの名の通り雨が降ってドライタイヤでは走行困難な状況となるなど、貴重な走行時間が削られたセッションとなった。
なお、現時点でパワーユニット交換が決まっているのは、フェルスタッペン、ルクレール、ランド・ノリス(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ミック・シューマッハ(ハース)で、グリッド後方からのスタートが確定している。
フリー走行2回目もウェット予報となっており、スパウェザーに翻弄されることになりそうだ。
このセッション前には、レギュレーションが変わる2026年からアウディのF1参戦が正式に発表された。
また、夏休み中にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がアストンマーティンへ電撃移籍、すぐにアルピーヌが所属ドライバーの大型新人オスカー・ピアストリを来季は正ドライバーとして起用すると発表したものの本人が否定、ピアストリの移籍先としてうわさされているマクラーレンはダニエル・リカルドと2023年の契約を解消することを発表など話題の多いサマーブレイクだった。