レッドブルF1のヘルムート・マルコ博士は、2026年以降のポルシェによるレッドブルF1チームの株式50%買収を祝い始めるのは「時期尚早」だと語った。
今週流出した書類には、フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェが、レッドブルF1チームの株の半分を買い取ることが記されていた。
レッドブルのマルコは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に「まだお祝いを受け取ることは許されない。これらの報道は時期尚早だ」と語った。
■VWがF1参戦する条件を挙げる
しかし、レッドブルは公式声明の中で、ポルシェと「話し合い」が行われていることを認めた。
これについてマルコは、「話し合いはしているが、まだ何も決定していない」と付け加えた。
「VWグループは、新しいエンジンレギュレーションが制定されればF1に参戦することを決めており、それにはいくつかの側面が含まれている。それは、コストキャップ(予算上限)、新参者としての地位、CO2フリー燃料、それに加えていくつかの点が含まれているということだ」
■FIAの発表が遅れている理由はライバルのせい?
興味深いことに、マルコはFIAが2026年のまったく新しいエンジンレギュレーションを確定するのをためらっているのは、レッドブルのライバルであるフェラーリとメルセデスに関係していることをほのめかした。
「今のところ、何も確認できていない」と79歳の元F1ドライバーであるマルコは語った。
「レギュレーションは非常に大きな変化となるため、すべてが水面下でなければならない。フェラーリやメルセデスは、自分たちの優位性を保ちたいから反対しているんだ」。