レッドブルは、今週末のハンガリーGPでチャンピオンシップのライバルであるフェラーリの速さにお手上げのようだ。
●【2022F1第13戦ハンガリーGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■金曜日のフェラーリの速さにお手上げのヘルムート・マルコ
チャンピオンシップリーダーのレッドブルF1は、タイトでツイスティなハンガロリンクは、フェラーリ・マシンの特徴である空力的な強みに適していることは分かっていた。
しかし、金曜日にその差の大きさが明らかになった時、レッドブルF1のヘルムート・マルコ博士はハンガリーGPが「赤いパワーのデモンストレーション」になると予想した。
「これだけ差があれば、1つ2つのコーナーで遅いということではないよ」
「フェラーリの方がダウンフォースが大きいし、ブダペストにはコーナーと一本のストレートしかない。我々の強みを生かすには十分じゃないんだ」
また、79歳のマルコは、ミディアムタイヤを履いたシャルル・ルクレールのペースが「恐ろしい」とまで言っていた。
あとは天気予報が気になるところだ。
「雷雨があるようですが、天気予報がどんなものかわかっているよ」とマルコは言う。
「確かに普通の天気では勝つのはすごく、すごく難しい。それに、物事がうまくいかないことを当てにしてはいけないな」
■諦めないルクレール
ちょうど1週間前のポールリカールGPで、ルクレールはフランスGPをリードしていた時に壊滅的なミスをしてクラッシュし、フェルスタッペンとのポイント差は60点以上に広がっている。
モナコ出身のルクレールは、ハンガリーで「みんな僕がクレイジーだと言うだろうけど、僕は最後までチャンピオンシップを信じるよ」と語った。
「先週末はちょっと大変な思いをしたけど、ペースは良かったし、すべてが良かった」
「このマシンは、僕がF1に参戦して以来、最も競争力のあるマシンだ」
「僕たちはどこでも勝てるチャンスがあるし、ここハンガリーではもうちょっと勝てるかもしれないね」。