F1第12戦フランスGP(ポール・リカール)の決勝レースで、ノーポイントに終わったアルファタウリF1は、車両性能責任者のギヨーム・デゾトーが次のように振り返った。
●【2022F1第12戦フランスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■角田はマシンのダメージが大きく選択肢がなかった
ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)
決勝レース:12位、リタイア
「残念ながら、ポール・リカールはノーポイントに終わってしまった。ユウキ(角田裕毅)はオコン(アルピーヌF1)に接触された直後にレースが危うくなり、最後尾になってしまった」
「彼はレースを続けようとしたが、マシンのダメージが大きく、ペースを維持することができず、前方の集団に追いつくことができなかった。リタイア以外の選択肢はなかった」
■ガスリーはミスで順位を落として挽回できず
「ピエール(ガスリー)のレースについては、後方からのスタートは難しいということは分かっていたので、ハードタイヤを履いて別の戦略を取ることにした」
「レース前半は順調だったが、28周目にピエールがアルボン(ウイリアムズ)をオーバーテイクしようとしてミスをしてしまい、いくつか順位を下げてしまった。そこからハードにプッシュし、失ったポジションを取り戻すために良いペースで走っていたが、アストンマーティンを捕らえるには十分ではなかった」
■新空力パッケージのデータを分析して反撃だ!
「金曜日で期待が高まったが、マシンのアップグレードをポイント獲得に結びつけることができなかったのは悔しいが、今後のレースに向けて明るい兆しが見えてきた」
「ハンガリーまでにすべてのデータを分析し、新しいエアロパッケージを中心にさらにセットアップを向上させる予定だ。反撃するよ!」