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フェルスタッペン「世界で一番好きなサーキット」スパ・フランコルシャンの責任者が2023年のF1ベルギーGP消滅のうわさを否定

2022年07月08日(金)23:59 pm

F1ベルギーGPの開催地であるスパ・フランコルシャン・サーキットの責任者を務めるヴァネッサ・メースが、2023年のF1暫定カレンダーからスパ・フランコルシャンが消えるという最近の報道を否定した。

今週、オランダの複数のメディアが、スパ・フランコルシャンに加え、F1フランスGPの開催地であるポール・リカールも2023年のF1カレンダーに載ることはないと報じた。

■世界で一番好きなサーキットが失われるのは残念だとフェルスタッペン

この報道を受け、2021年のF1チャンピオンであるオランダ出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は次のように語った。

「スパを失うことになればものすごく残念だ」

「世界で一番好きなサーキットなんだ」

ちなみに、オランダ国籍のフェルスタッペンだが、実際に生まれたのは母親の母国であるベルギーだ。

■欧州の伝統サーキットでローテーションを組めないかとサインツ

また、フェラーリのカルロス・サインツは、F1がラスベガスやマイアミなどに進出しているのは収益の増加を目指すためだと考えているものの、そうした状況のもとでも、例えばヨーロッパの伝統サーキットでローテーションを組むことは可能ではないかと次のように語った。

「フランスあるいはスパが毎年カレンダーに載る余裕はないかもしれないということは僕も理解している。だけど、少なくとも2、3年に一度は行くことができるよう期待しているよ」

■ベルギーGP消滅の報道は全くの推測に過ぎないとスパ・フランコルシャン

しかし、スパ・フランコルシャン・サーキットの責任者を務めるメースは、まだ正式に発表されていない2023年のF1カレンダーに関する今週のニュースは信じるに値するものではないと主張している。

「私はその情報源を知りたいとすごく思っています」

ベルギーで発行されているフランス語紙『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』にそう語ったメースは、次のように続けた。

「私は、チームにカレンダー構想が出回っているようなことはないという情報を得ていますし、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)もそう断言しています。それは全くの憶測に過ぎないのです」

「話し合いをしているのは確かです。間違いありません。モナコやル・カステレ(ポール・リカール)と同じように、私たちの契約も終わりに近づいていますし、まだ延長に関する交渉をしているところです」

■F1とのシルバーストンでの交渉は前向きなものだった

実際のところ、メースはベルギーGPの代表団が今季のF1第10戦イギリスGPが開催された先週末のシルバーストンでF1関係者と会談したことを認めている。

「それに関して私に言えるのは、ポジティブなものだったということです」

「彼らは私たちが昨年の冬にサーキットの改良を行ったことを知っていますし、私たちは今年のイベントにさらなるエンターテインメントを追加する計画も示しました」

■パニックになる必要はないし、これからも信念を貫いていくとメース

そう語ったメースは、F1最高責任者(CEO)を務めるステファノ・ドメニカリとも個人的に話をしたことを認め、次のように続けた。

「彼はスパ・フランコルシャンとの未来を望んでいると私に言いました。しかし、何を、どのように、ということはまだ言えないとのことでした。私はそれを信じていますし、数週間後には、通常であれば8月末に私たちのレースが行われる前には、わかるはずです」

「仮に、中国と南アフリカが確定しても、まだ1つか2つは空きがあるかもしれません。だから、パニックになる必要はありませんし、私は信念を貫くつもりです」

2023年にF1カレンダーに復帰する予定となっている上海での中国GPと、現在F1が開催交渉を行っていると伝えられている南アフリカでのレースに言及しながらそう語ったメースは、次のように付け加えた。

「スパ・フランコルシャンはF1の歴史の一部なのです」。

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