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マクラーレンF1のボスがリカルド放出のうわさを否定「関係はこれ以上ないほどに良好」

2022年06月29日(水)20:20 pm

マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンが、ダニエル・リカルドが今季限りで放出されることになるのではないかとのうわさの火消しに動いたようだ。

■関係悪化がうわさされていたマクラーレンとリカルド

ブラウンは少し前に、今年もなかなか調子が上がってこないオーストラリア出身ドライバーのリカルドに関して「チームの期待に応えることができていない」と語るとともに、リカルドとの間に結んでいる2023年までの契約を解除する「仕組み」もあると付け加えたことで、F1界に大きな波紋を引き起こしていた。

実際のところ、32歳のリカルドもブラウンとの間でそういう話をしたことを認めており、マクラーレンとリカルドの関係が悪化していると推測する記事が報じられるような状況となっている。

■リカルドにパフォーマンス改善の兆し

だが、その後のレースでは、リカルドがこれまで後手に回っていたチームメートのランド・ノリスと互角以上の成績を残すなど、そのパフォーマンスに改善の兆しが見られるようになっている。

こうした中、今週末に行われる今季のF1第10戦イギリスGP(7月3日決勝)を前に、現在のマクラーレンとリカルドの関係について質問されたブラウンは次のように答えた。

「我々はドライバーたちにもっとよいレースカーを与えることに集中する必要があると思っている」

■リカルドとの関係はずっと“最高”だとブラウン

さらに、レッドブル所属時代に7勝、マクラーレンで1勝し、F1通算8勝をあげた実績を持つリカルドとの関係に最近になって変化があったかと尋ねられたブラウンは、「いや、まったくない」と主張し、次のように続けた。

「私は、質問されたから、それに正直に答えただけだよ」

「ダニエルも同じことを言ったと私は思うよ。我々は上位を目指して取り組むためにここにいるんだ」

「私は、彼のモチベーションはすごく高いと思っている。我々も彼を全力でサポートしているし、一緒に楽しくやっている。彼とはとてもいい関係にあるよ」

そう語ったアメリカ出身のブラウンは次のように付け加えた。

「我々は2週間前にもロンドンで夕食を共にしたし、一緒に大笑いしながらレースを楽しんでいるんだ。ダニエルとの関係はめちゃめちゃ最高だよ」。

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