過去最多となる「20万人」の観客動員を見込む今年のF1オーストリアGP
今週末には7回F1チャンピオンとなった実績を持つルイス・ハミルトン（メルセデス）のホームレースとなる第10戦イギリスGP（7月3日決勝）が行われるが、来週末には現在コンストラクターズ選手権をリードしているレッドブルのホームレースとなる第11戦オーストリアGP（7月10日決勝）が控えている。
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■“スプリント”効果で大幅な観客増が見込まれるオーストリアGP
そして、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ（モータースポーツアドバイザー）によれば、オーストリアのシュピールベルクに位置しているレッドブルリンクを訪れる今年の観客数は過去最高になるだろうという。
「日曜（のチケット）はもうだいぶ前に完売しているんだ」
母国オーストリアの『Osterreich（エステルライヒ）』紙にそう語ったマルコは次のように付け加えた。
「土曜日のチケットはまだ残っているし、金曜日のチケットも少し残っているがね」
マルコは、例年になく今年のチケットの売れ行きがいいのは、昨年レッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得したことなどによりF1人気が非常に高まってきていることに加え、今年のオーストリアGPでは“スプリント”が行われることも影響しているだろうと考えている。
「今年は初めてシュピールベルクでスプリントが行われることになる。その結果、このイベントは大幅に格が上がっているんだ」
そう語ったマルコは、今年のレッドブルリンクには過去最多となる「20万人」の観客が訪れることになるだろうと付け加えている。
■今年のスプリントはあと2回
全22戦で争われる2022年のF1だが、そのうちの3レースでスプリントが実施されることになっている。すでにイモラ・サーキットで開催された第4戦エミリア・ロマーニャGPで今年最初のスプリントが行われており、残るのは来週末のオーストリアGPと第21戦ブラジルGP（11月13日決勝）の2レースとなっている。
スプリントが開催されるレース週末では、金曜日にフリー走行1回目と予選、土曜日にフリー走行2回目とスプリント、日曜日に決勝が行われるというスケジュールとなる。金曜日の予選結果により土曜日のスプリントのスタート順が決まり、スプリントの結果により、日曜日の決勝スターティンググリッドが決まることになる。
ただし、試験的に開催された昨年とは違い、今年は金曜の予選でポールポジションを獲得したドライバーが、そのグランプリにおける公式なポールシッターとして記録されることになっている。
