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ニューウェイが作るレッドブル初のハイパーカー『RB17』は限定50台!F1レベルのパワー、驚愕のお値段と含まれる内容は?

2022年06月28日(火)20:05 pm

2022年6月28日、レッドブル・レーシング・グループのハイパフォーマンス・エンジニアリング部門であるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは、設計、開発、製造のすべてを自社で行う初のハイパーカー・プロジェクトの詳細を発表した。

オラクル・レッドブル・レーシングとレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイが手がけた『RB17』は、サーキットでの究極のドライビング体験のために最適化された2シーターのハイパーカーだ。

『RB17』は、ミルトン・キーンズにあるレッドブル・テクノロジー・キャンパスでわずか50台が製造され、2025年に生産を開始する予定だ。

■クリスチャン・ホーナー「レッドブル・ブランド初の市販車」

オラクル・レッドブル・レーシングとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズのCEOであるクリスチャン・ホーナーは、次のように述べた。

「RB17は、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの進化における重要なマイルストーンであり、レッドブル・テクノロジー・キャンパスでシリーズ生産車の製作と製造が完全にできるようになった。さらに、RB17は、レッドブル・ブランドを身にまとったマシンが、初めてコレクターに提供されることを意味している」

■エイドリアン・ニューエイ「これまでを超えるデザインと技術」

オラクル・レッドブル・レーシングとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの最高技術責任者(CTO)であるエイドリアン・ニューイは、次のようにコメントした。

「RB17は、私たちがチャンピオンシップで勝利するF1マシンを作るために知っていることすべてを凝縮し、2シーターのトラック・カーで極限レベルのパフォーマンスを実現するパッケージとなった。RB17は、あらゆるレベルのパフォーマンスに対する我々の情熱に後押しされ、これまでの熱狂的なファンやコレクターが手に入れることのできたものをはるかに超えるデザインと技術の境界を押し広げている」

■V8ハイブリッドエンジン、1,100bhp以上のパワーを発揮

RB17は1,100bhpを超えるV8ハイブリッドエンジンを搭載し、レッドブル・レーシングが世界で最も過酷で高度な技術を要するモータースポーツシリーズで走らせてきた車両からインスピレーションを得て、その名を冠している。

カーボンコンポジット製チューブを中心に設計されたRB17は、市販車として最も先進的なグランドエフェクトパッケージを備えており、RB17の技術的な詳細は、後日発表される。

なお、RB17への問い合わせは、本日より、RB17@redbulladvancedtechnologies.comで受け付けている。世界限定50台なので、購入希望者はすぐに連絡したほうがいいだろう。

■金額8億円超、限定50台、サポートやトレーニングなどレッドブルと密接な関係に

価格は約8億3,300万円(500万ポンド、+消費税)からで、生産台数は50台、わずか50人のコレクターがRB17のオーナーになることが許される。

このオーナーシップには、車両本体だけでなく、シミュレーターや車両プログラムの開発、サーキットでのトレーニングや体験などを通じて、レッドブル・レーシング・チームと密接な関係を築くことができるようになっている。

また、RB17はファクトリーから直接サポートを受け、各オーナーの使用状況に合わせてサービスやメンテナンスのサポートを受けることができる。

■RB17

2005年の設立以来、レッドブル・レーシングは徐々に事業と能力を拡大し、現在はミルトン・キーンズにある290エーカーのキャンパスに拠点を置いている。

2014年に設立されたレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは、その卓越したエンジニアリング、デザイン、テクノロジー、シミュレーション、生産能力を、非常に多様な産業に提供している。

RB17の誕生により、ミルトン・キーンズでは既存の雇用が確保されるとともに、100人以上の新しいポジションが生まれ、さらにプロジェクトのパートナーやサプライヤーにも経済的な恩恵がもたらされることになるという。

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