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セルジオ・ペレス「レッドブルF1の戦略判断を100パーセント信頼しているから、指示にはすべて従う」

2022年06月17日(金)22:37 pm

セルジオ・ペレスが、レッドブルから出されるチームオーダーに従うことには何の問題もないと語った。

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今季のF1第6戦スペインGP決勝では、チームメートであり、2021年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンを前に出すようにチームから指示を受けたペレスは、無線を通じて「不公平だ」と訴えていた。

だが、その後ペレスはレッドブルと2024年までの契約を締結。そして、第7戦モナコGPでは全セッションでフェルスタッペンを上回るパフォーマンスを見せて今季初優勝を飾っている。

そして、続く第8戦アゼルバイジャンGP決勝では、トップを走っていたペレスの後方にスピードに勝るフェルスタッペンが近づいてきた際にチームから「戦うな」と指示されると、ペレスは速やかにフェルスタッペンを前に出していた。

■レッドブルの正しい戦略判断に従うのは意味のあること

そのペレスは、第9戦カナダGP(19日決勝)が開催されるモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットにおいて、チームオーダー問題について質問されると次のように答えている。

「チームとはいい会話ができたよ」

「もし彼らがそうしろと言ったら、僕は彼らが求めることをするつもりだよ。そうすることに意味がないとは思わないからね」

ペレスがそう語ったのは、レッドブルが正しい戦略を指示することを「100パーセント」信頼しているからだという。

■2022年のF1タイトルに手が届く位置にいるペレス

実際のところ、32歳のメキシコ出身ドライバーであるペレスは現在フェルスタッペンに次ぐドライバーランキング2番手につけている。もちろん、これは今年で12年目を迎えているペレスのF1キャリアにおいて初めてのことだ。

ペレスも、2022年シーズンは「正直に言って、想像していたよりももっとうまく運んでいる」と認めている。

現時点ではランキングトップのフェルスタッペンとペレスの差は21ポイントであり、今シーズンがあと14戦も残されていることを考えれば、決して逆転が不可能な差ではない。

だが、序盤の2レースをマシントラブルによるリタイアで終えながら、それ以外の6レースで優勝5回、3位1回という好成績を残しているフェルスタッペンと戦うのは容易なことではないのも事実だろう。

■自分のキャリアにとって大きなチャンスが来ているとペレス

「彼をチームメートに持つということは僕にとってすごく大きな挑戦だよ」

そう語ったペレスだが、いずれにしても、フェルスタッペンのサポート役としてこのチームで走り続けるつもりはないと次のように続けた。

「もし、僕が2位でフィニッシュしたいと思ってここにいるのだとしたら、もう家にいるべきだと思うよ。僕がここにいるのは勝ちたいと思っているからだし、僕にはそれができると思っているんだ」

「僕は自分がものすごく高いレベルで走っていると思う。毎週末、そしてシーズンを通じてこのレベルを保っていけば、タイトル争いのドアも開かれると思っている」

「タイトルのことを考えれば1ポイント1ポイントが大事だし、そうした状態でレースに臨むのは大きな挑戦であり、僕のキャリアにとっては大きなチャンスでもあるよ」

「僕たちは、自分たちに与えられたチャンスを最大限に生かさなければならないと、いつも自分たち自身に言い聞かせているんだ。それが、僕がやったことさ」

カナダの『La Presse(プレス)』にそう語ったペレスは、次のように付け加えている。

「だけど、たとえレッドブルでこの数年間を過ごすチャンスが来なかったとしても、僕はこのスポーツで自分が達成したことを誇りに思うだろう。なぜなら、僕は自分の持てる力をすべて注ぎ込んできたからね」。

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