NEXT...F1開催スケジュール

フェラーリ育成のミック・シューマッハ、将来メルセデスF1へ?「常に“メルセデスのレーダー”にいる」

2022年06月12日(日)2:39 am

メルセデスF1のトト・ヴォルフ代表は、苦戦を強いられている若きドイツ人ミック・シューマッハ(ハース)を擁護し、メルセデスで活躍する可能性さえあると示唆した。

■メルセデスF1代表がハース代表に異論

メルセデスのボスはバクーで「なぜダメなんだ?」と見解を示した。

ヴォルフ代表は、F1での将来を脅かすような大きなクラッシュが相次ぐ中、シューマッハの主な批判者の一人が味方であるはずのギュンター・シュタイナー代表であることに驚いたといい、ハースのチーム代表のアプローチは「完全に間違った方法」だと考えているという。

■ミックの叔父ラルフ、やり方が古いと批判

ミック・シューマッハの叔父であり元F1ドライバーのラルフ・シューマッハも同意見で、『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にこう語った。

「シュタイナーのスタイルは、ドライバーを難しい状況に追い込んでいる。彼は非常に権威主義的なリーダーシップスタイルを持っていて、私がF1にいたころを思い出すようだが、今の時代ではもう適切ではない」

いわゆる、昔的な叱ってやる気を伸ばそうという指導法をしているという。

「ミックなら、フランツ・トスト(アルファタウリF1代表)やアンドレアス・ザイドル(マクラーレンF1代表)のようなチームボスの下なら、すでにポイントを獲得していることは十分に想像できる」とシューマッハは付け加えた。

■ヴォルフ代表「彼を信じなければならない」

ヴォルフ代表はシュタイナー代表のマネジメントスタイルについて、かつてF1で優勝した経験もあるラルフに同意している。

「彼からプレッシャーを取り除かなければならない」とヴォルフは『RTL』に語った。

「ミックは知的だし、我々は彼がドライブできることを知っているのだから、彼の本能が許すままにドライブさせなければならない」

ヴォルフ代表は、これ以上のクラッシュは許されないとミックに警告するのではなく、「また壁にぶつかる可能性もあっても、ただ彼を行かせる」と言う。

「しかし、彼はそれを学ばなければならない」

「彼を信じなければならないんだ」とヴォルフは主張する。

■シューマッハは「常に我々のレーダーにいる」

シューマッハの将来について騒がれる中、メルセデスのボスは23歳のシューマッハがまだF1で「長い道のり」を歩むことができると考えているようだ。

「シューマッハの名前があろうとなかろうと、ミックは常に我々のレーダーに映るような強さを持っている」とヴォルフは語った。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック