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ベッテル「本当の挑戦」がしたい。“賑やかすぎる”ラスベガスより行ってみたい「怪物」サーキットとは?

2022年06月09日(木)1:00 am

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が、自分はアメリカのラスベガスよりもオーストラリアのバサーストにあるマウント・パノラマ・サーキットへ行く方がいいと語った。

■ラスベガスでのF1開催を歓迎するマクラーレンのボス

今年アメリカ国内で2つ目のF1グランプリとなるマイアミGPを開催したF1だが、2023年にはさらにもうひとつアメリカでのレースが増えることになっている。世界最大級の歓楽都市として知られるラスベガスのレースだ。

伝えられるところによれば、F1オーナーであるリバティ・メディアは、2億4,000万ドル(約321億円)を費やして“ストリップ”と呼ばれるラスベガス中心地にストリートサーキットを建造する計画だという。

マクラーレン・レーシングのCEOを務めるアメリカ出身のザック・ブラウンはこうした動きは大歓迎だと次のように語っている。

「彼ら(リバティ・メディア)は、彼らの、そして我々のビジネスを築こうとしている。そして彼らがF1を構築するために投資を行っているという事実を考えれば、彼らに対して拍手を送るしかないと私は思うよ」

■僕は山の中のサーキットがいいとベッテル

しかし、レッドブル時代に4度F1チャンピオンとなった実績を持つ34歳のベッテルはそうは考えていないようだ。

「正直な話、僕はベガスへ行ったことがあるけれど、あまり好きだとは思わなかったよ。賑やかすぎるし、人々にも品がないんだ」

「僕だったらバサーストに行くよ。ベガスに注ぎ込む金を使ってすでに存在するサーキットに投資した方がいいと思う。そうすれば本当の挑戦ができるだろうね」

そう語ったベッテルは、オーストラリアのシドニーから約210km離れたニューサウスウェールズ州バサーストの山岳地帯に位置し、バサースト1000キロメートルやバサースト12時間レースなどの耐久レースが開催されることで知られるマウント・パノラマ・サーキットに言及しながら次のように付け加えた。

「僕はあのサーキットは怪物だと思うよ。一度も行ったことはないけれど、いつかあそこを体験できることを期待しているんだ」。

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