フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、今季のF1第3戦オーストラリアGP予選でクラッシュした際、怪我を負っていたことを明らかにした。
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メルボルンで4月9日(土)に行われたオーストラリアGP予選でQ3進出を果たしたアロンソだが、Q3最初のアタックでクラッシュを喫し、ノータイムでそのセッションを終えていた。そして、翌10日(日)の決勝を10番グリッドからスタートしたアロンソだったが、レースでは精彩を欠き、最終的には完走したドライバーの中では最後尾となる17位でフィニッシュしていた。
■完治まであと数か月必要なけがだと認めたアロンソ
今年の7月には41回目の誕生日を迎えることになるアロンソはその後、左の手首や手にサポーターのようなものを付けている姿が何度も目撃されていた。そして、アロンソはこのほど、実はオーストラリアGP予選Q3でクラッシュした際に負傷していたのだと次のように語った。
「骨も、靭帯も、腱も、今のところ全部ダメなんだ」
「2か月か3か月が必要なんだ。手術はしない。できることは何もないよ。ただ静養するだけさ」
「残念ながら、2週間に1度は運転しなければならないから自宅で静養するようにしているよ。だけど、数か月はかかるだろうね」
■ピアストリにシートを預けるつもりはない
それほどのけがであれば、アルピーヌとアロンソにはそのけがが完治するまで、昨年のF2チャンピオンで、現在リザーブドライバーに登録されているオスカー・ピアストリに代役を務めさせるという選択肢はなかったのだろうか?
そう質問された2005年と2006年にルノーでF1チャンピオンとなった実績を持つスペイン出身のアロンソは、微笑みを浮かべながら次のように答えた。
「ああ、だけど、僕たちにはポイントが必要だからね」
アロンソは第4戦エミリア・ロマーニャGPと、第5戦マイアミGPはノーポイントに終わったものの、ホームレースとして迎えた第6戦スペインGPと先週末の第7戦モナコGPはそれぞれ9位、7位でフィニッシュし、ポイント獲得に成功している。