ウィリアムズのチームCEOであるヨースト・カピートが、カナダ人F1ドライバーであるニコラス・ラティフィが2022年シーズンを最後までウィリアムズで過ごすことに「疑問はない」と主張した。
■解雇の噂が消えないラティフィ
昨年のF1最終戦アブダビGP決勝でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に逆転タイトル獲得のチャンスを与えることになったクラッシュを演じたラティフィだが、2022年シーズンもミスが多く、今年新たなチームメートに迎えたアレクサンダー・アルボンとの差も大きく開いてしまっている。
そのラティフィに関しては、今季途中で解雇され、ウィリアムズはその後任として2021年のF2チャンピオンであるオスカー・ピアストリを起用することになるだろうとの噂が根強くささやかれ続けている。
現在はアルピーヌの控えドライバーを務めているピアストリだが、アルピーヌとしてはこの21歳のオーストラリア人ドライバーに早くF1を経験させたいと考えており、レンタル移籍を受け入れるチームを探しているようだと噂されている。
■シーズン中のドライバー変更は今のところ考えていないとカピート
カピートは以前もラティフィ解雇の噂を否定するコメントをしていたものの、F1マイアミGPが初開催されたマイアミ・インターナショナル・オートドロームにおいてドイツの『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。
「ニコラスは土曜日にはアレックス(アルボン)よりほんの少し遅かっただけだ」
「彼は新しいクルマに慣れるためにもう少し時間が必要なだけだよ」
「だが、彼は我々の完全なサポートを受けているし、シーズン中にドライバーコンビを変更することは今のところ全く考えていないよ」
■カピートもピアストリには注目。マネジャーはマーク・ウェバー
しかし、かつてレッドブルで活躍した元F1ドライバーのマーク・ウェバーがマネジャーを務めているオーストラリア出身のピアストリに関しては、カピートもそのポテンシャルの高さを認めているようだ。
カピートは21歳のピアストリについて次のように語った。
「彼は来シーズンはきっとF1にいるだろうと私は思うよ」