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ハミルトン「アクセサリー問題はFIAと議論を続ける。次は腕時計を4つするよ」

2022年05月10日(火)16:59 pm

今季のF1はまだ5戦を終えた段階でしかないが、タイトル争いは現F1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)に絞られた感が強くなっている。

●【2022F1第5戦マイアミGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

その一方で、通算7回F1チャンピオンに輝いた実績を持つルイス・ハミルトン(メルセデス)は、今年の戦いの矛先をF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に向け始めたようだ。

■アクセサリー類禁止を打ち出したFIA

FIAでは今年から“安全上の問題”により、F1ドライバーがマシンに乗る際に着用する下着類を規制するとともに、アクセサリー類を身につけることも禁止する方針を打ち出している。

伝えられるところによれば、これに違反したドライバーにはかなり高額な罰金が科せられることになり、それでも従わない場合にはポイントが剥奪される可能性すらあると考えられているようだ。

しかし、この問題に関しては、ドライバーの中にも違和感もしくは反感を訴える者が少なくない。

先週末に今季のF1第5戦が行われたマイアミ・インターナショナル・オートドロームでは、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がドライビングスーツの上にブリーフをつけるという形で抗議の意思表示を行ったことが大きく報道されていた。

また、ケビン・マグヌッセン(ハース)も、安全重視なのは理解できるとしつつも、結婚指輪まではずさせるのはやり過ぎではないかと語っている。

■今後も議論を続けるとハミルトン

だが、最も大々的な抗議活動に出たのはハミルトンだった。ハミルトンはマイアミで金曜日に行われたFIAの公式記者会見に可能な限り多くのアクセサリーを身につけて登場。しかも、このFIAの規制が見直されなければマイアミGPをボイコットする可能性もあると脅しをかけたのだ。

最終的には、すぐにはずすことが困難な特定のピアスについては、2レースの猶予を得ることにハミルトンは成功している。FIAとしては、その間に簡単にはずすことができるピアスに交換することを求めているわけだ。

しかし、ハミルトンは、この問題に関しては今後も議論を続けていくつもりだと主張している。

「僕はここで免除されたし、今年いっぱいは免除を得られるだろう。結婚指輪も許可されるさ」

「僕がこの話題について議論を続けることは間違いないよ」

そう語ったハミルトンは次のように付け加えた。

「次は腕時計を4つしてくるよ」

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