NEXT...F1開催スケジュール

【FP2レポート:F1マイアミGP】トップのメルセデスF1、改善成功?レッドブルのフェルスタッペンはトラブル、フェラーリのサインツはクラッシュ

2022年05月07日(土)8:36 am

F1初開催となるマイアミで行われたF1第5戦マイアミGPフリー走行2回目は、改良パーツを投入したメルセデスF1のジョージ・ラッセルがトップタイムを記録した。

●【2022F1第5戦マイアミGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数

天候は晴れ、路面はドライ、気温32度、路面温度42度とフリー走行1回目よりも温度が下がった中での走行となった。

■ボッタスはFP2諦める、サインツがクラッシュで赤旗

フリー走行1回目のターン8でクラッシュしてリアエンドを損傷したバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は、セッション開始後もガレージでギアボックスの変更を含め修復作業をしていたが、時間がかかることから早々にこのフリー走行2回目の走行を諦めた。

開始17分、トップタイムを記録していたカルロス・サインツ(フェラーリ)が、ターン13でブレーキング時にバランスを崩して左リアサイドからスピン。低速コーナーだったものの、ランオフエリアが狭かったこともありバリアに接触、赤旗が出た。左フロントタイヤのアームは折れ曲がり、リア周りやギアボックスへの影響も気になる。

■フェルスタッペン、タイム残せず

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、フリー走行1回目でウォールにタイヤを擦ったことで予防的措置としてギアボックスの変更をしていたため、ガレージでの作業となっていた。

赤旗中断中にはセルジオ・ペレスのメカニックも手伝い、FP2開始29分後のセッション再開後になんとかコースに送り出すことができた。

しかし、コースインしたフェルスタッペンが「ステアリングが回らない」と無線で訴えると、コース上で一時止まってしまった。そこへ、後方から勢いよくターンインしてきたランス・ストロール(アストンマーティン)がクラッシュしそうになったが、コース外に逃げて危機回避するシーンがあった。

そのフェルスタッペンのマシンの右リアタイヤからは火が出ており、ブレーキが燃えているようで、再びガレージでの作業となってコースに戻ることはなかった。

■ウィリアムズにトラブル、2度目の赤旗

残り15分、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)は駆動を失うトラブルが発生し、ターン9のバリア横にマシンを止めたことで、2度目の赤旗中断となったが、止めた位置が良く、セッションはすぐに再開された。

もう一台のウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは、フリー走行1回目で7番手と好調に見えたが、ソフトとミディアムタイヤを履いて走行を重ねたものの17番手と苦しいポジションに戻ってしまった。

周囲がタイムアップする中、アルボンはそれほどタイムアップすることができていない。

■メルセデスF1、改良パーツは成功か

トップタイムは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、0.106秒差の2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、0.212秒差の3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)だった。

4番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、5番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が入った。

2台がトップ5に入ったメルセデスF1は、空力効果の副作用によりマシンが縦揺れするポーパシング問題を解決するべく、数週間にわたって作業を続けてきた3つのパーツ、「リアウイング」、「フロントウイング」、リアウイング下部の「ビームウイング」を持ち込んでいるが、効果が出ているようだ。

レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)のサポートを得ているアルファタウリF1は、角田裕毅が13番手、ピエール・ガスリーが7番手だった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック