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【初開催F1マイアミGP:FP1レポート】フェラーリがトップ。習熟走行中心もボッタスがクラッシュ、メルセデスは改良パーツに期待

2022年05月07日(土)6:12 am

F1初開催となるマイアミで行われたF1第5戦マイアミGPフリー走行1回目は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムを記録した。

●【2022F1第5戦マイアミGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数

■手探り状態の習熟走行

天候は晴れ、路面はドライ、気温33度、路面温度は50度を超える高温の中での走行となった。

マイアミにあるハードロック・スタジアム施設内に新設されたコースの路面はスムーズなものの、まだタイヤのラバーが乗っていないことでグリップしにくい状況下で、ドライバーも初コースを様々なライン、減速と加速のポイントなど感触を探りながらの習熟走行だったため、多くのドライバーがウォールに擦ったりスピンをするシーンが目立った。

■ボッタスがクラッシュでダメージ、サインツはパンクも問題なし

残り25分、大きく回り込むターン8でバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がスピン、リアからバリアにヒットしてリアエンドを損傷した。

残り14分、ターン2でカルロス・サインツ(フェラーリ)がスピン。ランオフエリアが広かったこともあり接触はしなかったものの、加速していく高速でのスピンとなったためソフトタイヤにはフラットスポットを作ってしまうほどのダメージがあり、右フロントタイヤがスローパンクチャーとなった。

サインツはタイヤを破裂させずにピットに戻れたため、目視ではマシンへの大きな損傷はなく、すぐにミディアムタイヤに交換して走行を続けた。

■新世代が上位に

トップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、0.071秒差の2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、0.179秒差の3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

4番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、5番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、6番手にはスピンしてタイヤをパンクさせたカルロス・サインツ(フェラーリ)が入った。

■“ゼロポッド”が効いてる?メルセデスは改良パーツに期待

7番手にはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が入り、驚かせた。

8番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)までが1秒以内に入っている。まだフリー走行1回目とはいえ、メルセデスとウィリアムズの“ゼロポッド”組が上位に入ったことは注目したい。

メルセデスF1は、ポーパシング問題を解決するべく、数週間にわたって作業を続けてきた3つのパーツ、「リアウイング」、「フロントウイング」、リアウイング下部の「ビームウイング」を持ち込んでおり、改善が期待される。

レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)のサポートを得て母国GPを戦ったアルファタウリF1は、角田裕毅が7位、ピエール・ガスリーが12位だった。

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