ピエトロ・フィッティパルディは、2022年のハースF1のレースシート獲得を見送られ、先週末、F1からル・マンスタイルのスポーツカーに関心が移っている。
F1の伝説エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロは、ハースF1の正リザーブドライバーだが、ロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンの追放を受けて、ハースF1は代わりにケビン・マグヌッセンの経験を選んだ。
■チームはケビンか僕の2択だった
現在25歳のフィッティパルディは、ポール・リカールで開催されたヨーロッパ・ル・マン・レースで、フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』にこう語った。
「ギュンターが僕に電話してきた時、ケビンか僕のどちらかだと言っていたよ。最終的にチームは経験を優先したんだ。というのも、チームの状況には経験が必要だったからね」
「そのことは理解しているが、テストやセッションで僕はいつも強かったから、僕に何ができたかもわかっているし、約束を守れたこともわかっている」
「応援はすごく大きかっただろうね。僕はマイアミ生まれだから、僕たちはブラジルだけでなく、アメリカからも多くのサポートを受けてきた。だけど、僕はF1の章が閉じているとは言わないよ」
今のところ、フィッティパルディはハースF1のために待機しながら、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズに集中するつもりのようだ。
「僕たちは働き続けなければならない。今年、F1でも、ル・マンでも、素晴らしい結果を出すことが重要なんだ。そして、将来どうなるかを見極めたい」。