F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、2022年の「厳しい」F1スケジュールの中でより多くのタイヤテストを実施できるようにF1に働きかけている。
ピレリは今年からこれまでの13インチタイヤに替えて18インチタイヤをF1に供給している。そして、すでに2023年仕様タイヤの開発準備に取りかかっているが、そのためにはF1やチームの協力を得て実車での走行テストを行う必要がある。
だが、キャンセルされたロシアGPを除いても、現時点で22戦が組み込まれている2022年のF1カレンダーにタイヤテストの日程を組み込むことに苦労しているようだ。
「我々は現在、FIAやチームと、シーズン後半に解決策を見つけだそうと話し合っているところだ」
「カレンダーを見ると、かなり厳しいね」
『motorsport-total.com』にそう語ったピレリのF1責任者マリオ・イソラは次のように付け加えた。
「2週連続、3週連続、そして海外でのレースが多くなっており、3週連続でレースをやった後でそこに数日残ってピレリのテストを行い、そのあと直接次のレースに向かうことをチームに求めるのは難しいよ」