【レッドブル】ホンダとの2023年以降の関係については現在も交渉中。ポルシェとの関係は？
最近の報道によれば、2026年からフォルクスワーゲン傘下のポルシェとアウディがF1に参入する可能性が極めて高くなっているようだ。
そして、ポルシェはレッドブルと手を組んで、2026年に導入予定の新たな技術レギュレーションに沿って製造されるF1エンジンをレッドブルに供給することになると考えられている。
■ホンダとの関係はいかに？
だが、実際のところ、それは2026年にレッドブル・ポルシェというコンストラクターが誕生するという簡単な話ではないのかもしれない。
2021年までレッドブルのエンジンパートナーであったホンダがF1から撤退したことを受け、レッドブルでは独自のエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズを設立している。
だが、現時点では実際にレッドブルが搭載するエンジンを製造しているのはホンダであり、日本で製造されたエンジンをイギリスのミルトンキーンズにあるレッドブル・パワートレインズでアッセンブリーや各種調整が行われる形となっている。
これまでの報道では、この形が2025年まで継続されるものと考えられていた。だが、こうしたレッドブルとホンダの関係が実際にそこまで続くかどうかも、現時点では確定していないようだ。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはこれに関して次のように語っている。
「23年、24年、25年に関しては、ホンダが我々との現在の関係を維持したいのかどうか、まだ話し合っているところだと言える」
■レッドブルはフェラーリと同じコンストラクターを目指す？
そして、ホーナーによれば、2026年以降はレッドブル・パワートレインズで完全に自分たち独自にエンジンの製造を行っていくことを目指しているという。
「確かに、それが2026年に向けての課題だよ」
そう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「フェラーリ以外ではF1で唯一の、そして間違いなくイギリスで唯一の、ひとつの場所、ひとつの屋根の下ですべて（シャシーとエンジンの製造）を行うチームになるだろうし、それはすごくワクワクするよ」
このホーナーのコメントとからめ、噂されるポルシェとのコラボレーションがこれからどのような展開を見せるのかについて、今後さらに注目が集まることになりそうだ。
