F1オーストラリアGP(メルボルン・グランプリ・サーキット)での2日目、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)にとっては忙しい予選となった。
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フリー走行3回目でクラッシュしたベッテルだったが、チームが一丸となって協力し、赤旗中断の助けもあり予選終了2分前にコースイン、1周だけ予選アタックをすることができた。
■連日の罰金とマシントラブル
ベッテルは金曜日のフリー走行1回目、セッション終了後5分以内にスクーターでコース上を走行したことでベッテル個人に約68万円(5,000ユーロ)の罰金を科せられた。
さらに予選中に80km/h制限のピットレーンを85.1km/hで走行したとして、スピード違反の罰金約8万円(600ユーロ)がチームに科せられている。
フリー走行1回目ではマシントラブル、フリー走行2回目はパワーユニットのトラブル修復で1周も走行できず、フリー走行3回目は開始20分でクラッシュと、何かとトラブル続きのベッテルだが、1周だけ走れた予選を次のように振り返った。
■ベッテル「ちょっとした魔法のようだった」
「今日はチームの日だ。ボーイズ&ガールズたちは、予選のために2台のマシンをコースに送り出すという素晴らしい仕事をしてくれた」
「ランスのマシンの準備もうまくいったし、僕のマシンの準備のためにガレージの両側が協力してくれたことも、チームスピリットとして素晴らしいことだった」
「ラップを刻むことができただけでもすごく大きな成果だ。18位という結果は、紙の上ではあまり良いとは言えないかもしれないけど、今日はちょっとした魔法のような結果だったよ」
「今の状況は決して楽なものではないけど、マシンのポテンシャルがもっとあることは分かっているから、前進するためにチームとして懸命に取り組んでいるところだ」
「今週末はあまり走れなかったので、明日はクリーンなレースをして、もっとマシンのことを知りたいと思っているよ」