セルジオ・ペレスが、レッドブルとの2023年シーズンの契約に関してはまだ考えていないと語った。
レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、ピエール・ガスリーをレッドブルに昇格させる可能性もあることを示唆するように先週次のように語った。
「もしこの契約が満了し、彼に昇格のチャンスを与えることができなければ、我々は彼を失う可能性が高いだろうし、それは避けたいと思う」
レッドブルではすでに2021年に初のF1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンと2028年までの契約を結んでおり、もしもガスリーがレッドブルに昇格することになれば、メキシコ人ドライバーのペレスがシートを失うことになる。
32歳のベテランドライバーであるペレスにとっては、今後、レッドブルやマルコが2023年シーズンに向けてどのようなドライバー戦略を考えていくのかが非常に気になるところだろう。
しかし、レッドブル移籍後2シーズン目を迎えているペレスは、先のことよりも今現在のことに集中していると次のように語った。
「僕は12年間F1にいるんだ」
「今シーズンにすごく集中しているから、それについてはまだ考えてもいないよ」
「いつかはその時期が来るだろうし、いずれにしても長くはかからないだろうけれど、それに関しては考えていないんだ」
今季のF1第2戦サウジアラビアGPでF1キャリア初のポールポジションを獲得したペレスは、フェルスタッペンとともに今年はここまでいいパフォーマンスを発揮できていると主張している。
そして、ペレスは現F1チャンピオンである24歳のフェルスタッペンとは非常にいい関係を築くことができていると語り、次のように続けた。
「僕たちはみんなが思っている以上に似ているんだ」
「F1がすべてではないし、僕らにはこのスポーツ以外の人生もある。だからこそ、お互いを尊重し、一緒にいい時間を過ごすことができるんだ。それは、チームにとっても重要なことだと思うよ」
ペレスは、2022年シーズンを通してレッドブルとフェラーリによる真っ向勝負が続くことを楽しみにしているという。
「ほかのチームとトップ争いをするのは面白いよ。だけど、フェラーリが今のペースをどのように維持できるかが興味深いところだね」
ペレスはそう語ると次のように付け加えた。
「この選手権は第1戦から最終戦まで非常に厳しいものだからね」