レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、ポルシェがF1に参入する場合、レッドブルと提携することに興味を示しているのは「理にかなった」ことだと語った。
伝えられるところによれば、ドイツの高級ブランドであるポルシェとアウディを傘下に置くフォルクスワーゲンの監査役会が5日(火)に行われ、そこで、2026年からF1参入する可能性について議論されることになるようだ。
これに関して、ある関係者が次のように語ったと報じられている。
「そのときに我々にF1参入の意思があることを伝えることができるのを期待しているよ」
噂やこれまでの報道によれば、アウディはマクラーレンと5億ユーロ(約677億円)規模の提携、そして、ポルシェはレッドブル・レーシングにワークスエンジンを供給する契約を結ぶことがそこで決定されることになると考えられている。
レッドブルは現在、F1エンジン部門であるレッドブル・パワートレインズのプロジェクトを進めており、ホンダとのアライアンスによる自社ブランドエンジンを自分たちのマシンに搭載している。
こうした中、マルコはドイツ語サイトである『formel1.de』次のように語った。
「メーカーにとって我々が最も魅力的なパートナーであることは理にかなっているよ」
「このチェスゲームにおいては、マックス・フェルスタッペンが重要な駒であることは非常にはっきりしているからね」
「あらゆる方向で話が進んでいるよ」と認めたマルコは、次のように付け加えている。
「だが、ポルシェのロゴが入ったレッドブルF1マシンに乗るマックスを見たいかと聞かれて、もし私が“イエス”と答えたら、みんなはもう我々が何らかの契約を結んでいるのだと思うだろうね」