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マグヌッセン「F1サウジアラビアGPは体力的に限界だった」

2022年03月28日(月)19:05 pm

ハースのケビン・マグヌッセンが、先週末に行われた2022年F1第2戦サウジアラビアGPでは体力的に限界だったと語った。

●【2022F1第2戦サウジアラビアGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

今年、ハースはロシアのウクライナ侵攻問題を受けてロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンとの契約を解除。その後任として2年ぶりにチームに復帰したマグヌッセンにとって、サウジアラビアGPの舞台となる高速サーキットのジェッダ市街地サーキットはかなり体力的に厳しいものだったようだ。

実際のところ、今年4年目のF1シーズンを迎えている24歳のジョージ・ラッセル(メルセデス)でさえ、ジェッダ市街地サーキットでのレースは「これまでに経験した中では最も体力的に厳しい」ものだったと語っている。

そして、1年間F1から離れていた29歳のマグヌッセンにとっては、その過酷さは尋常のものではなかったようだ。

サウジアラビアでの予選後に、マグヌッセンは次のように語っていた。

「Q3では首がもうダメになっていたよ。それ以上ドライブすることはできなかった」

「1年間F1から遠ざかっていたので、そのための準備ができていないんだ。世界で一番腕がいいと思う理学療法士が一緒にいてくれてうれしいよ」

だが、予選で10番グリッドを確保し、決勝ではメルセデスのルイス・ハミルトンを抑えて9位となったマグヌッセンは、いかに腕の立つ理学療法士がいたにせよ、レース後には疲労困憊していることを隠しきれなかったようだ。

「悪戦苦闘しているよ」

微笑みを浮かべながら母国デンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』紙にそう語ったマグヌッセンは、小さなテーブルにもたれかかりながら、それでも今年のハースF1マシンには満足できていると次のように続けた。

「首がすごく痛いんだ。だけど、レースはラップタイムが少し遅いから、予選よりは少し楽だね」

「マシンはロケットのように速かったし、バランスもよく、タイヤを最後までプッシュし続けることができたからものすごく満足できているよ。運転するのはすごく気持ちがよかった」

マグヌッセンは、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュによってセーフティカーが導入されたタイミングも自分の戦略的観点からは最悪だったものの、それを補えるだけの力が今年のハースF1マシンにはあるのだと次のように付け加えた。

「あれ(ハースF1マシン)が雄弁に物語っているよ。このマシンはとにかくよくて、速いんだ」

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