2022年3月26日(金)、F1第2戦サウジアラビアGPの初日が開幕した。アルファタウリF1は様々なセッティングを試した。
●【2022F1第2戦サウジアラビアGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
■近郊で爆発事故・・・
FP2開始前、FIAは全チーム代表とドライバーを招集し、何かの緊急ミーティングを行い、セッション開始が15分遅れた。
開始が遅れた理由は、サーキットから約11kmほどに位置する空港近くの石油精製所で爆発があったためF1は情報を確認していたが、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が犯行声明を出した。5日前にはアラムコの石油精製所がドローンによる攻撃を受けていた。
■角田裕毅とガスリーは互角の走り
FP1はピエール・ガスリーが5番手、角田裕毅は6番手タイムを記録。FP2は角田裕毅が10番手、ガスリーが12番手とアルファタウリF1の2台は互角の走りを見せた。
しかし、FP2の最後、角田裕毅のクルマにトラブルが発生しコース脇に止めることになった。
■エアロの方向性やタイヤの使い方を検討
ジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)は初日を次のように振り返った。
「FP2が終了するまでは、金曜日の練習走行は順調だった。バーレーンの週末後に行われた分析に従って、この日はテスト項目を実施した。2台とも若干異なるエアロ構成でスタートし、求められるバランスを得るために様々な方向へ進んだんだ」
「バウンシングは、その兆候があったかもしれないと感じつつも、問題にはならなかった。いずれにせよ、18インチタイヤ(C4タイヤはレースウイークエンドで初使用)のパフォーマンスを最適化することを含め、いくつかのテスト項目をこなすための安定したプラットフォームができた」
「2022年のレギュレーションでの使用条件では、タイヤはかなり厳しい状態だったので、日曜日にはタイヤへの負担を軽減する方法を検討する必要がある」
■角田裕毅は駆動系トラブル
「それから、残念ながらセッション終盤にユウキのクルマの駆動系にトラブルが発生し、コース上でストップせざるを得なかった。ガレージに戻ったら状態を確認し、明日に向けて何が必要なのかを理解するよ」