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ホッケンハイムがキャンセルされたF1ロシアGPの代替候補に名乗り

2022年03月15日(火)18:00 pm

キャンセルされたF1ロシアGPの代替開催地として、ドイツのホッケンハイムが名乗りを上げたと報じられている。

F1カレンダーからは2019年を最後にドイツGPの名前が消えた状態となっている。新型コロナウイルスの影響により大幅なカレンダー修正が必要となった2020年にはニュルブルクリンクがアイフェルGPという名称で代替レースを開催したことはあるものの、2021年、そして2022年もドイツがF1カレンダーに復帰することはなかった。

だが、『AvD』(ドイツ自動車クラブ)のアンバサダーを務める元ドライバーのクリスチャン・ダナーは、母国ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に、ホッケンハイムリンクがF1との交渉を開始していると次のように語った。

「ロシアの代わりにこのグランプリをドイツに戻すための第一歩が踏み出されている」

「イモラでは大幅な値引きにより3年契約が結ばれた。ドイツでも今それが求められている」

ダナーは、ドイツがF1を開催できないのは主に「金銭的」な問題によるものであることを認めている。

一方、ドイツにおけるもうひとつのF1サーキットであるニュルブルクリンクについては、対ロシア制裁の影響を受ける可能性があると言われている。なぜなら、このサーキットはロシアの製薬業界の大物として知られるヴィクトル・カリトーニンと関係のある『NRホールディング』が99パーセントを所有しているからだ。

それでも、ドイツ出身のF1ドライバーであり、4回F1王者となった実績を持つセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は、再びニュルブルクリンクでレースを楽しみたいと『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語っている。

「僕は永遠にここにいるわけではないし、もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれないね」

そして、同じドイツ人のミック・シューマッハ(ハース)も次のように語った。

「F1はドイツにあるべきものだから、僕はそうなればうれしいよ。僕の希望はニュルブルクリンクだね」

だが、伝えられるところによれば、ソチで開催されるはずだった今年のロシアGPの代替候補地として現時点において最も有力視されているのは、トルコのイスタンブール・パーク、もしくはカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットだという。

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