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【ハースF1】マゼピンの後任は誰に?最有力候補はジョビナッツィか?

2022年03月09日(水)17:41 pm

ロシア人ドライバーであるニキータ・マゼピンとの契約を解除したハースだが、今季のF1開幕戦バーレーンGP(20日決勝)が来週末に迫っているものの、現時点ではまだその後任ドライバーは発表されていない。

最近の報道によれば、候補者として考えられるドライバーには、現在ハースのリザーブドライバーを務めているピエトロ・フィッティパルディ、昨年までアルファロメオに所属していたアントニオ・ジョビナッツィ、現在アストンマーティンのリザーブドライバーを務めているニコ・ヒュルケンベルグ、昨年のF2チャンピオンであるオスカー・ピアストリ、さらには2020年までハースに在籍していたケビン・マグヌッセンなどの名前があがっているようだ。

少し前にはハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、ブラジル人ドライバーのフィッティパルディが第一候補だと示唆したこともあり、ブラジルのモータースポーツ界のレジェンドであるエマーソン・フィッティパルディの孫が今年ハースからF1デビューを飾ることになる可能性が高いと考えられていた。

実際、10日(木)から12日(土)にかけてバーレーンで行われる今年2回目のプレシーズンテストではフィッティパルディがミック・シューマッハとともにハースF1マシンのステアリングを握ることになっている。

しかし、最近になって、ハースのチームオーナーであるジーン・ハースが“経験豊かな”ドライバーを探しているところだとコメントしたことから、昨年までアルファロメオで走っていたフェラーリ所属のジョビナッツィや、多少のブランクはあるものの、経験値的には問題のないヒュルケンベルグもかなり有力な候補だと考えられるようになっているようだ。

だが、7度F1王者となったミハエル・シューマッハの弟であり、今年ハースで2年目のF1シーズンを迎えるミック・シューマッハの叔父であるラルフ・シューマッハは、自分と同じドイツ出身の34歳のヒュルケンベルグにはチャンスはないだろうと考えている。

「ハースは、何人か候補がいると言っているが、私から見ればその中には全く対象外の者もいると思う。例えば、私はギュンター・シュタイナーが昔からの知り合いであるニコ・ヒュルケンベルグを選び、チームに2人目のドイツ人を迎えるとは想像できないよ」

そう語ったラルフ・シューマッハだが、フィッティパルディが選ばれる可能性も小さいと考えているようだ。

「私は、ミックが次のステップのキャリアに進むためにも、今年は強いチームメートを得られるよう願うだけだよ。彼が多くを学ぶことができる者をね」

「オスカー・ピアストリなら最高だろうね」

オーストラリア出身ドライバーである20歳のピアストリの名前をあげたラルフ・シューマッハだが、ピアストリは今季アルピーヌとリザーブドライバー契約を結んでおり、すんなりハースへの移籍がまとまるかどうかは疑問だ。さらに、デンマーク人ドライバーのマグヌッセンは、WEC(世界耐久選手権)に参戦するプジョーと契約を交わしており、やはり移籍は困難だと考えられているようだ。

こうした中、ハースは最終的にはエンジン供給を受けているフェラーリの契約下にあるジョビナッツィを選択する可能性が最も高いと考えている者が多いようだ。

28歳のイタリア人ドライバーであるジョビナッツィは、今年はフォーミュラEにフル参戦する傍らフェラーリのリザーブドライバーを務めることになっている。しかし、伝えられるところによれば、フォーミュラEのドラゴン/ペンスキー・オートスポーツと結んでいる契約には、もしもF1参戦のチャンスが生じた場合には契約を解除できるという条項が設けられているという。

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