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【アルピーヌ】13番手タイムながらアロンソは今年のマシンに満足していたとチーム首脳

2022年02月28日(月)19:33 pm

アルピーヌのスポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインが、今年もアルピーヌが中団グループから抜け出すのは難しいのではないかとの声に対して反論を行った。

2021年にチーム名をアルピーヌに変えたルノーのワークスF1チームだが、2005年と2006年にルノーでF1チャンピオンとなったフェルナンド・アロンソを迎えた昨年は過渡的なシーズンであり、大きく異なる技術レギュレーションが導入される2022年からがトップチーム返り咲きを目指す本当の戦いが始まるのだとしていた。

そして、アロンソも新たなシャシーと、新設計の2022年仕様エンジンによって2022年にはアルピーヌが躍進を見せるだろうと期待するコメントを行っていた。

ところが、先週スペインのバルセロナで行われた今年最初のプレシーズンテストではアルピーヌF1マシンにトラブルが発生し、信頼性に課題があることが露見。さらに、そのスピードにおいても、アロンソが出した最速タイムは3日間を通算して全体の13番手に過ぎず、チームメートのエステバン・オコンに至っては19番手タイムしか刻むことができなかった。

そのことについてスペインの日刊スポーツ紙である『Marca(マルカ)』から質問を受けたパーメインは、アロンソとオコンはバルセロナではDRS(空気抵抗低減システム)を使っていなかったことに加え、今年から導入される新燃料の最適化がまだ終わっていなかったのだと語り、次のように続けた。

「言い訳を言っているように聞こえて欲しくないが、私はメルセデスやレッドブルを倒しに行くと言っているわけではないんだ。しかし、私は、我々はまずまずのポジションにいたと思っている」

「全て問題ないと言うつもりはないし、我々は冷静だよ。だが、決して我々がタイムシートの一番下になることはないよ」

「昨年末に比べれば、トップとの差も少し縮まったと思っているよ」

そう語った55歳のパーメインは、実際のところアロンソが刻んだタイムはかなり有望なものだったと次のように続けた。

「1周だけだったとはいえ、そのタイムはDRSを搭載していたフェルスタッペンと非常によく似たものだったんだ。フェルナンド・アロンソはこのマシンにすごく満足していたよ」

「もしあのとき新しいC3(タイヤ)を投入していたら、彼はコンマ3秒か4秒改善していただろうし、我々は非常に接近できていただろうね」

『Marca(マルカ)』によれば、アルピーヌがバルセロナテストで搭載していたエンジンは、最新のものではなく、開発初期のものだったという噂があるという。

そして、3月10日(木)から12日(土)にかけてバーレーンで行われる2回目のプレシーズンテストには、アルピーヌは最新型のエンジンを投入してくる可能性があるという。

その噂が本当なのかどうなのかは分からないが、いずれにしてもバーレーンでのプレシーズンテストではアルピーヌとしてもさらにパフォーマンスを上げていくことが必要だろう。

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