2022年2月25日(金)、スペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットでプレシーズンテスト3日目、ハースはVF-22からオイルシステムの問題が見つかったとして、ニキータ・マゼピン(ハース)はわずか9周で最終日を終えることになった。
ロシアのウクライナ軍事侵攻を受けて、2日目の夜、ハースF1チームはタイトルスポンサーである『ウラルカリ』のロゴとロシア国旗のカラーリングをマシンやモーターホームから外した。
ハースF1チームとしては、マゼピンの父親が経営するロシアの肥料メーカーであるウラルカリ社が、ロシア政府やプーチン大統領とも関係が近いことからの措置だ。
ハースF1チームは、テスト3日目の一時的な措置としているが、ロシアのウクライナ侵攻が続く限り、ウラルカリとの契約解除も検討しているようだ。もしそうなると、ニキータ・マゼピンはシートを失う可能性が高くなる。
難しい状況に置かれたマゼピンは、午前中のセッションを終えた段階で「自分がコントロールできることに集中する」とSNSで次のように更新した。
■ニキータ・マゼピン
「私のファンやフォロワーの皆さんへ。今は大変な時期で、僕は多くの言動をコントロールすることができない。僕は自分がコントロールできることに集中することにして、自分のために懸命に働き、ハースF1チームのためにベストを尽くす。皆さんのご理解とご支援に深く感謝いたします」