現地時間2022年2月9日(日本時間10日1時)から、昨年ドライバーズタイトルを獲得したレッドブル・レーシングがF1新車『RB18』を発表した。
■新チーム名
新チーム名は「オラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing)」とし、これまでの関係性を強化していくという。リアウイングの後方とサイドポンツーンに『ORACLE』ロゴが大きく入っている。
■F1にカーナンバー1が復活
ドライバーズタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブルF1)は、カーナンバー『1』をつけている。
7冠のルイス・ハミルトン(メルセデス)は自信のカーナンバー『44』を選択していたため、F1にカーナンバー1が復活するのはセバスチャン・ベッテル(現アストンマーティン)の2014年以来となった。
■ドライバーラインナップ
フェルスタッペンのチームメートは引き続きセルジオ・ペレス(レッドブルF1)だ。1年目の序盤は苦戦したものの、フェルスタッペンのサポートとして十分な仕事をしてきており、2年目はさらなる活躍が期待される。
■カラーリング
カラーリングは、これまでと同じ光沢のないマットなレッドブルカラーとなっている。
■フロントウイング
今回発表されたフロントウイングとフラップの数は、上限の4枚ではなく3枚で発表してきた。この方が有利と判断したのか、それとも手の内を隠しているのかにも注目だ。今後の開発状況やコースによっては4枚になる可能性もある。
■フロントノーズ
先日デザインだけ発表したハースF1と比較すると、レッドブルはフロントノーズ先端がフロントウイングより前に出ているようだ。
■インダクションポッド
ドライバーの頭上にある最上部のインダクションポッドは、形状が丸ではなく、横と下に4つ角がついた五角形のような形状になった。
■HRCロゴ
昨年まで「HONDA」ロゴが掲載されていたエンジンカウルには「HRC」ロゴが掲載された。
■新燃料E10
ホンダはすでに基本骨格の開発を終えているが、全パワーユニットメーカーと同じく新しいE10燃料になったことでパワーダウンは必至だ。どこまでパワーを取り戻せて、どこが速いのかはプレシーズンテストまで待つ必要がある。
18インチとなったタイヤは直径も大きくなっており、タイヤの内側には大きな空力デバイスが目立つ。各チームは年中開発を進めていくため、プレシーズンテストや開幕時には違うパーツに変わるだろうが、基本的にはこのスタイルで変わることはない。
新世代F1マシン、そしてレッドブルがどのような速さを見せるのか注目だ。
●【動画:F1新車】オラクル・レッドブル・レーシング『RB18』新車発表会動画 エンジンカウルにはHRCロゴ
●【F1新車】レッドブル、2022年の新車『RB18』にホンダ・レーシングの『HRC』ロゴを掲載