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【2022年F1新車発表】最初にカラーリングを発表したのはハースF1!マラネロの新デザインオフィスから誕生

2022年02月04日(金)20:12 pm

2022年2月4日(金)、ハースは2022年型F1マシン『VF-22』のデジタルレンダリングを公開した。

■2022年に注力していたハース

最近のハースは2020年に後方まで後退すると、2021年はマシン開発をせず、2022年に中団勢への復帰を目指して今年のマシンに100%のリソースを注ぎ込むことを選択していた。

新車VF-22は、ハースにとって7台目のF1マシンであると同時に、テクニカルディレクターのシモーネ・レスタ率いるマラネロの新デザインオフィスから誕生した最初のマシンでもある。

注目のカラーリングは、昨年までの白を基調としたデザインから進化したものとなった。

ドライバーラインナップは、引き続きミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという若手コンビで臨む。

昨年、ハースは唯一の無得点チームとなり、チャンピオンシップは最下位の10位に終わっている。

■オーナーのジーン・ハース「ポイント獲得を願っている」

散々な結果だったにもかかわらず、オーナーのジーン・ハースは次のように語った。

「この時期になると、みんなの努力と苦労がサーキットで競争力のある作品に結びつくと、自然と楽観的になるものだ」

「2020年にVF-22に時間とリソースを注ぎ込み、2021年の開発は見送るという決断をしたが、これは見ていて楽なことではなかった。その決断が実を結び、ポイント獲得にチャレンジし、週末に何かを得られるようになることを願っているよ」

■ギュンター・シュタイナー代表「再び戦えるようになる」

チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは次のように述べた。

「このチームの実力は誰もが知っているし、これまでも証明してきた。そして、まったく新しいレギュレーションから生まれ、新しいデザインチームが加わったこの新車で、もう一度、週末に戦えることを示せると確信している」

「新車をサーキットに持ち込んで、すべてのエネメントを調整することが、これからの楽しみだ。昨シーズンは長かったが、2022年にはVF-22で再び戦えるようになると確信している」

■レスタ「新チームを結成した」

テクニカルディレクターのシモーネ・レスタはこう語った。

「このプロジェクトは、おそらくウラルカリ・ハースF1チームがこれまでに手がけたものの中で、さまざまな理由から最も複雑なものとなっている。全く新しいレギュレーションであり、今シーズンはVF-22の製作を管理するために新しいチームを導入した」

「全員が新人というわけではないが、体制が見直されたことで、かなりの人数が入社した。これは大きな成功だと考えているよ。まだプロジェクトの初期で、1年間一緒にクルマを作るという過渡期を迎えているが、スタート地点を振り返れば、このチームはすでに成功しているんだ」

■本物の新車発表はバルセロナで

例年通り、ハースはデジタルレンダリングの公開に続き、プレシーズン走行初日の朝、バルセロナのピットレーンで実車を公開する予定だ。

各チームは新ルールに適合させた設計をする際、ライバルに対して設計の重要な部分をできるだけ長く隠しておきたい。そのため、今回のデジタルレンダリングとは明らかに異なる外観になると予想されている。

FIAとF1は、2022年からよりバトルが多いレースにするためにルールを改定した。今年の新車はグランドエフェクトフロア、簡素化されたフロントウイング、劇的なリアウイング、そして新しいピレリ製18インチタイヤが採用されている。

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