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【レッドブル】9日の2022年型F1マシン発表会で「全てを見せるつもりはない」

2022年02月04日(金)17:51 pm

9日(水)に2022年型F1マシン「RB18」を発表することを明らかにしたレッドブルだが、そこでお披露目されるマシンと実際に今シーズンの開幕戦バーレーンGP(3月20日決勝)に投入されるマシンはかなり変わっているかもしれない。

今月の23日(水)にはスペインのバルセロナで1回目のプレシーズンテストが開始されることになり、ほとんどのチームがそれに合わせて2022年型マシンを発表することになっている。

だが、バルセロナでのテストは原則として非公開で行われることになるため、アルファロメオなどはそのテスト終了後の27日(日)に2022年型マシンを正式に発表することにしている。

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)も、9日に行うオンライン発表の際には「RB18」の本当に重要な部分は隠したままになるとドイツのテレビ局『Sport1』に次のように語った。

「発表会はファンやスポンサーにとって重要なものだが、そこではクルマの特別なディテールを見せることはないよ」

マルコは、実際のところレッドブルはまだマシンのデザインを完成させるために懸命に取り組んでいる状態だと明かしている。

「新車の準備が整うのは、2月23日にバルセロナで行われるテストの少し前になるだろう」

そう語ったマルコは次のように付け加えた。

「それ以降もさらに開発が進められることになり、3月20日にバーレーンで行われる開幕戦にはまた別の改良パーツが送られてくることになる」

マルコは、2022年にはF1史上最大とさえ言われる大きな技術ルールの変更が行われたことで、シーズン前の準備も以前とは大きく異なるやり方をすることになると次のように続けた。

「昨年はルールが変わらなかったから、我々は2021年に向けて非常に早い段階でクルマを準備することにしたんだ。 その時は、この決断が正しいことが証明されたよ」

「だが、今はまったく逆だ。新しいルールになることで、誰もができるだけ遅く仕上げたいと思っている。あまり早くライバルたちに全てを見せないようにするためにもね」

今年はこれまでとは大きく異なる技術レギュレーションが導入されており、それにうまく対応できるかどうかが2022年シーズンを戦う上での大きなカギとなる。

どのチームがどういう対応策を講じているのかということに誰もが注目することになるわけだが、新車発表会の段階ですでに各チームによるかけひきが開始され、2022年の戦いがスタートすると考えてもいいだろう。

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