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「フェルスタッペン、セナ、シューマッハには共通点がある」とレッドブル首脳

2022年02月02日(水)18:43 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、マックス・フェルスタッペンには伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナやミハエル・シューマッハと「共通する部分」があると語った。

「彼らを比較するつもりはないんだ。それは不可能だからね」

母国オーストリアの『Autorevue(アウトレビュー)』にそう語った78歳のマルコは次のように続けた。

「だが、彼らには共通点があるよ。完全に集中できることだ。それは無慈悲なほどだとさえ言えるよ。彼らには勝利への執念しかないんだ」

「その目標を達成するためなら、彼らは可能性の枠さえ超えることができる」

マルコによれば、フェルスタッペンが2021年のF1最終戦アブダビGP決勝ファイナルラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)を逆転できたのも、それまで不利な状況でありながら、あきらめずに最後までアグレッシブに攻め続けたことがあの劇的な逆転劇を生んだのだという。

「ハミルトンも今ではもうフェルスタッペンにどんなわずかな攻撃チャンスも与えてはいけないということがわかったはずだ。彼はミラーにとらえられる前に攻撃するだろう」

ハミルトンに関しては、いまだにF1引退の可能性も示唆されている。しかし、大方のF1関係者は、これまでとは大きく異なる技術レギュレーションのもと、今年も再びハミルトンとフェルスタッペンがタイトル争いを展開するだろうと考えている。

ドイツのテレビ局『RTL』は、自分たちが得た情報によれば、ハミルトンは間違いなく今月18日(金)に予定されているメルセデスの2022年型マシン発表の場に姿を見せるはずだと報じている。

こうした中、2018年までフェルスタッペンのチームメートとしてレッドブルで走っていたダニエル・リカルド(マクラーレン)は、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、フェルスタッペンとハミルトンのようにタイトル争いができることは「もちろん、うらやましいよ」と語り、次のように続けた。

「嫉妬はさておき、F1にとってはすごくいい戦いだよ。2人のドライバーがこれほど頻繁に正面からぶつかり合った年は記憶にないね」

「僕もその間に入ることができればとよかったんだけどね」

「ルイスがあれほどの挑戦を受けたのは久しぶりだったよ」

そう語った32歳のリカルドは次のように付け加えた。

「両極端な2人の素晴らしいドライバーがバトルするのを見られるのは素晴らしいことだよ」

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