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「2022年には新技術ルールに苦しめられるF1チームが出てもおかしくない」とメルセデスの技術トップ

2022年01月26日(水)19:21 pm

今年のF1は昨年までとは大きく異なる技術レギュレーションが適用されることから、F1マシンは外観もパフォーマンスも昨年とはかなり違ってくると考えられている。

新レギュレーションではこれまでよりも制約が厳しくなっており、どのチームのF1マシンも似たようなものとなり、パフォーマンス面でもこれまでよりは差が縮まってくるだろうと考えられている。

しかし、メルセデスのチーフテクニカルオフィサーを務めるジェームズ・アリソンは、新技術レギュレーションに対応する方向性を間違えてしまえば、逆にライバルチームとの差が大きく開く可能性もあるだろうと次のように語った。

「1チームか2チームが完全に間違った方向に進んでしまい、厳しい1年を過ごすことになるのも容易に想像できるよ」

フェラーリの元設計責任者であり、現在はFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)の技術責任者を務めるニコラス・トンバジスも2022年にはいい解決策を見つけた者とそうでない者に分かれる可能性はあると認めたものの、時間が経過すればその差は縮まってくるだろうと考えている

「しかし、このルールの本質的な価値は、時間が経てば、競争がより接戦となり、よりよくなることだ」

「2022年が2021年よりも見応えのあるものなると期待するのは難しいだろう。それは非常にハードルが高いからね。しかし、一定の収束が見られれば、前で走るマシンが増えるだろうし、それはいいことだよ」

スペインの日刊スポーツ紙『AS』にそう続けたギリシャ出身エンジニアのトンバジスは次のように付け加えている。

「2021年にはベストカーとワーストカーの差は3秒くらいだったと思うが、1年以内にその半分以下になることを望んでいるよ」

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