アルピーヌとの関係が終了したことが明らかとなったアラン・プロストが、アストンマーティンのチーム代表であったオットマー・サフナウアーがアルピーヌの新チーム代表になることをほぼ認めるコメントを行った。
アストンマーティンは今月初旬にチーム代表を務めていたサフナウアーが離脱したことを発表。噂では、サフナウアーはこれまで同チームの主要スポンサーを務めていたBWT社と共にアルピーヌに移籍することになると言われている。
こうした中、アルピーヌのCEOを務めるローラン・ロッシとの関係悪化によりチームから離脱することになったF1界のレジェンドである66歳のプロストは、サフナウアーの噂について質問されると次のように語った。
「このチームは何人かの新しい顔ぶれで戦うことになる」
「私はオットマーが好きだよ。もし彼が来るのであればね」
現役時代に4回F1チャンピオンとなった実績を持つプロストは、2017年からルノーのアドバイザーに就任し、2019年にはF1チームの非常勤取締役に就任していた。
そのプロストは、2020年シーズン終盤にはルノーのルカ・デ・メオCEOから、2021年に新たにアルピーヌと名前を変えるチームの社長になって欲しいとのオファーを受けていたのだと明かしている。
だが、2021年1月にそれまでマネジングディレクターとしてルノーF1チームの事実上のチーム代表を務めていたシリル・アビテブールがルノーを去ったことで、プロストの社長昇格もいったん棚上げになったのだという。
プロストによれば、2021年シーズンのアルピーヌは、すごく混乱し、非常に複雑な状況となっていたという。
サフナウアーが加入すれば、アルピーヌは新たなマネジメント体制で2022年シーズンに臨むことになるわけだが、それはうまく機能すると思うかと尋ねられたプロストは次のように答えている。
「この方向性は、今後2年間の結果によって判断されることになるだろうね」