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プロストと決別したアルピーヌ 2022年型F1マシンはピンク色に?

2022年01月18日(火)17:48 pm

これまでとは大きく異なる技術レギュレーションが導入される2022年のF1だが、それと同時にルノーのF1ワークスチームであるアルピーヌのマネジメント体制にも大きな変化が起きようとしている。

先週の木曜日(13日)にはエグゼクティブディレクター職にあったマルチン・ブドコフスキーのチーム離脱が発表されたが、昨年レーシングディレクターとして招かれたダビデ・ブリーヴィオもMotoGPに復帰することになり、アルピーヌを離れることになると考えられている。

さらに、17日(月)には、アルピーヌがアラン・プロストとの契約を更新しないことを発表した。

元F1ドライバーであり、4度F1王者となった実績を持つプロストは、2017年からルノーF1チームのアドバイザーを務め、2019年からは非常勤取締役としてチーム運営に携わっていた。

そのプロストは、今回のアルピーヌによる発表を受けて次のように語った。

「今日、このような形でこのニュースが発表されたことを非常に残念に思っている」

「これに関しては、チームと一緒に発表することで合意していたんだ。敬意は払われなかった。残念だ」

「私は(2021年F1最終戦が行われた)アブダビで2022年に向けて示されたオファーを断っていたんだ。それは人間関係が理由だったが、私は正しかったよ」

そう語った66歳のプロストは、イギリスのエンストンとフランスのヴィリー-シャティヨンにあるアルピーヌF1チームのファクトリーに言及しながら次のように付け加えている。

「エンストンとヴィリーのチームに会えなくなるのはさびしいよ」

噂によれば、プロストと、2021年にアルピーヌのCEOに就任したローラン・ロッシとの関係がうまくいっていなかったようだ。

そして、そのロッシはアストンマーティンのチーム代表を務めていたオットマー・サフナウアーをアルピーヌの新たなチーム代表として迎える準備を進めているものと考えられている。

フランスの『L’Equipe(レキップ)』によれば、サフナウアーはレーシングポイント、アストンマーティン時代に同チームのスポンサーを務めていたBWT社を引き連れてアルピーヌに加わることになるという。

オーストリアを拠点に水処理関連ビジネスを展開するBWT社はF1以外のモータースポーツでも積極的にスポンサー活動を行っており、かつてレーシングポイントがそうであったようにマシンをピンク色にするよう求めることで知られている。

2020年まではイエローがメインカラーとなっていたルノーだが、アルピーヌとチーム名を変えた2021年にはマシンのカラーがブルー基調に変えられていた。仮に、噂通りにBWTがアルピーヌの主要スポンサーとなった場合には、アルピーヌのマシンカラーがピンクに、もしくはブルーとピンクが組み合わされたものに変わる可能性もありそうだ。

アルピーヌは、現時点ではまだ2022年型マシンの公開日を発表していないが、恐らくはそれに併せて新マネジメント体制などを発表することになるものと考えられている。

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