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ハミルトンがF1を続ける可能性は「五分五分」だとアラン・プロスト

2022年01月12日(水)18:44 pm

4度F1王者となった実績を持つアラン・プロストは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2020年もF1で走る可能性は「五分五分」だと考えている。

2021年のF1最終戦アブダビGP決勝のファイナルラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にオーバーテイクを許し、通算8度目のF1ドライバーズタイトルを逃してしまったハミルトンだが、その後ずっと沈黙を守り続けている。

メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフは、アブダビGPでのレース運営に幻滅したハミルトンがこのままF1を去る可能性もあると示唆していたが、ハミルトンの沈黙が続いていることで本当にその可能性があるのではないかとの噂も根強くささやかれ続けている。

最近の噂では、ハミルトンはF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が昨年のアブダビGPでF1レースディレクターが下した判断についてどう分析し、それに対して今後どういう手を打つことになるのか様子を見ており、その結果で自分がF1を続けるか、あるいはこのまま引退するかを決めるつもりのようだとも言われている。

こうした中、現在はアルピーヌの非常勤役員を務めているプロストは、母国フランスの『Le Journal du Dimanche(ジュルナル・ド・ディマンシュ)』に次のように語った。

「彼の立場に立って考えるのは難しいことだ。彼にはきっと、やめる理由も続ける理由も同じくらいあるはずだ。五分五分だね」

「彼はものすごくショックを受けてしまったんだ。しかし、もし彼が今シーズンここにいないとしたら、本当に悲しいことだよ」

2022年のF1マシンはこれまでとは大きく異なる空力コンセプトが導入され、コース上でもっと接戦が展開できるものになると考えられているが、プロストはそれがハミルトンにとって十分に魅力的なものであるよう期待している。

「私は楽観的であり続けたいと思っているよ。なぜなら、8回目のタイトル獲得という目標があるし、新たな技術的レギュレーションも導入される。そして、おそらく3チームがリードし、4人か5人のドライバーがタイトルを争うことになるだろうからね」

かつてマクラーレン時代にチームメートのアイルトン・セナと熾烈な戦いを展開したことで知られる66歳のプロストはそう語ると次のように付け加えた。

「ハミルトンもそれに挑戦したいと思うんじゃないかな」

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