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【マクラーレン】アウディによる買収の噂を再び否定

2022年01月12日(水)18:36 pm

昨年末に、フォルクスワーゲン・グループに属するアウディがマクラーレンの買収に動いているようだとの噂が流れたが、マクラーレンは当時これを否定していた。

だが、先週には再びその噂が大きくささやかれるようになった。マクラーレンの主要オーナーであるバーレーンの政府系ファンド『バーレーン・マムタラカト・ホールディング』が所有するマクラーレン株式の過半数を売却することを望んでおり、アウディとの間でその契約がまとまりつうあると『CarMagazine.co.uk』が報じたためだ。

『CarMagazine.co.uk』はさらに、アウディと、同じくフォルクスワーゲン傘下にあるポルシェが2026年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入することがほぼ確実となっていると報じ、アウディがマクラーレンに、そしてポルシェがレッドブルにエンジンを供給することになるだろうとしている。

しかし、マクラーレンは11日(火)に『Formula1News.co.uk』に対し、マクラーレン・グループの所有権に変更はないとの主張を繰り返し、次のようにコメントしている。

「マクラーレンの技術戦略においては、常にほかの自動車メーカーを含む関連パートナーやサプライヤーとの継続的な話し合いや協力が行われている。だが、マクラーレン・グループの所有構造に変更はない」

マクラーレンは2015年からホンダと手を組んだものの、そのプロジェクトは失敗に終わってしまった。これを受け、マクラーレンは2018年にはエンジンをルノーにスイッチ。さらに2021年には再びかつてのパートナーであったメルセデスのエンジンに切り替えている。

アウディによるマクラーレン買収の噂にどこまで真実味があるのかはわからないが、少なくとも長期的展望のもとでマクラーレンがアウディと2026年以降のエンジン供給に関する話し合いをしているのは間違いないと見ていいだろう。

伝えられるところによれば、ポルシェとアウディはいずれも2026年からのF1参戦に関して、親会社であるフォルクスワーゲンの承認を待っているところだという。

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