マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルが、新たな技術レギュレーションが適用される2022年型F1マシンの開発状況には満足できていると語った。
今年はこれまでとは大きく異なる技術レギュレーションが導入されることから、これまでの勢力図が大きく変わる可能性もあると考えられている。
そしてもちろんマクラーレンも2022年レギュレーションがもたらす技術的刷新が自分たちにとってのチャンスになることを期待している。
ザイドルは、『formel1.de』とのインタビューの中で、2022年型F1マシンの開発状況に関して次のように語った。
「私自身は、現時点での開発には非常に満足しているよ」
「車両は開発に応えてくれているし、風洞実験でも、週を追うごとに進歩を果たしている」
「最終的にどれだけの価値があるかは、バーレーン(2022年F1開幕戦/3月20日決勝)での最初の予選までわからないがね」
「私からすれば、最も重要なことは、このクルマの開発がここ数年の開発と比べてもまた一歩前進しているということなんだ」
2020年にはコンストラクターズランキング3位となったマクラーレンだが、2021年シーズンは終盤に力を上げてきたフェラーリに3位の座を奪われて4位に後退している。
しかし、ザイドルはチームが行ってきた組織再編には満足しており、今後はその結果が現れてくると信じているようだ。
「我々は2年以上前に、組織と構造の面で大きなリセットを行った」
2019年5月からマクラーレンのチーム代表を務めるザイドルはそう語ると次のように続けた。
「次のステップに進むために必要な人材もすべて備わったと確信しているよ」
「今はただ時間を必要としているだけだ。日々一緒に働き、理想通りにいかなかったことから一緒に学び、そこから成長していかなければならないんだ」
マクラーレンは2022年シーズンも、このチームで4年目を迎える成長著しい22歳のランド・ノリスと、ルノーから移籍後2シーズン目となる32歳のベテランドライバー、ダニエル・リカルドのコンビで戦うことになる。