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「2022年のF1マシンがこれまでよりも遅くなるとは限らない」とニコ・ヒュルケンベルグ

2022年01月10日(月)17:50 pm

ドイツ出身のF1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは、2022年型F1マシンが必ずしも昨年までのマシンよりも遅くなるとは限らないと考えている。

2022年には新たな技術レギュレーションが導入されることから、F1マシンは見た目も特性もこれまでとは大きくことなるものになる。

2022年型F1マシンはコース上でのバトルやオーバーテイクを増加させることを目指して空力コンセプトが変更されるほか、18インチホイールタイヤの導入などもあって車重が昨年よりも40キログラム近く増加することになる。こうしたことから、2022年のF1マシンのスピードはこれまでよりもかなり遅くなるだろうと言われている。

だが、昨年はアストンマーティンのリザーブドライバーを務めていたヒュルケンベルグは実際に2022年型マシンをシミュレーターで経験したときのことに言及しながら、自身のブログに次のように書いている。

「僕の最初の経験からすれば、新しいクルマはかなり速いし、前世代より遅くなるとは限らないよ」

ヒュルケンベルグは、シミュレーターによればグラウンドエフェクトカーとなる2022年型マシンがコーナーで非常に速いことに変わりはないとし、それゆえ、後続マシンに影響を与えるダーティエア(気流の乱れ)も想定ほどには減少しないだろうと次のように続けている。

「シミュレーターでは、コーナリング速度は非常に速いので、まだダーティエアのリスクは残るし、このスピードでほかのクルマについて行くことが簡単になるとは想像しづらいよ」

ヒュルケンベルグは、2022年のF1シーズンがスタートしたときに誰が最高のスタートを切るかということにとりわけ注目しているという。実際、ヒュルケンベルグは技術レギュレーションが変わったことで、これまでとはF1の勢力図が変わる可能性も十分あると考えているようだ。

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