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アストンマーティンのチーム代表が離脱 主要スポンサーと共にアルピーヌへ?

2022年01月06日(木)18:08 pm

アストンマーティンは5日(水)、チーム代表兼CEO(最高経営責任者)であったオットマー・サフナウアーが離脱したことを正式に発表した。

かつてB.A.RやホンダF1チームでもチームマネジメントに関わっていたルーマニア生まれのアメリカ人であるサフナウアーは、2009年10月にフォース・インディアに加わると、COO(最高執行責任者)としてチームオーナー兼代表であったビジェイ・マリヤを補佐してきた。

そして2018年に同チームを買収したローレンス・ストロールはサフナウアーをチーム代表兼CEOに指名。以後サフナウアーは2019年にレーシングポイント、2021年にアストンマーティンと名前を変えてからもずっとイギリスのシルバーストンに本拠を構えるチームを牽引してきていた。

だが、2021年9月に、かつてマクラーレンのチーム代表を務めていたマーティン・ウィットマーシュがアストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズのCEOとして迎え入れられたことが明らかになると、そのうちウィットマーシュがF1チームも率いることになるのではないかとの噂がささやかれるようになっていた。

そして、昨シーズンが終盤を迎えた11月には、サフナウアーがアルピーヌへ移籍することになりそうだとの噂もささやかれていた。

その当時はその噂を否定していたサフナウアーだが、このほどアストンマーティンがサフナウアー離脱を正式に発表したことにより、今後のサフナウアーの去就に大きな注目が集まっている。

実際のところ、現時点ではサフナウアー本人は何のコメントもしておらず、今回のチーム離脱がチーム側の意向によるものだったのか、あるいはサフナウアー本人の意向によるものだったのかも明らかとはなっていない。

しかし、アストンマーティン離脱の理由はともかく、サフナウアーはやはり昨年末に噂されていたようにアルピーヌへ移籍する可能性が高いのではないかと考えている者が多いようだ。

その理由のひとつは、昨年1月にアルピーヌのレーシングディレクターに就任したダビデ・ブリーヴィオが、2020年まで率いていたMotoGPのスズキチームに復帰するのではないかとの噂がしばらく前からささやかれ続けていることだ。

伝えられるところによれば、アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシは、ブリーヴィオの進退に関しては本人の判断に委ねるとの考えを示したと言われており、アルピーヌとしてはブリーヴィオの後任としてサフナウアーを迎え入れることを視野に入れている可能性も十分にありそうだ。

さらに、アストンマーティンに関しては、サフナウアーの離脱発表と時を同じくして、同チームの公式サイトに設けられたスポンサーリストから主要スポンサーであったBWTの名前が消えたことも明らかとなっている。

これにより、フォース・インディアと呼ばれていた2017年からこのチームのスポンサーを務めてきたBWTも、サフナウアーと共にアルピーヌに移る可能性もあるのではないかとの噂もささやかれるようになっている。

なお、アストンマーティンは現時点では誰がサフナウアーの後任を務めることになるのかは明らかにしておらず、いずれ新たなチーム体制を発表するとしている。

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