任期満了に伴って12年間に及んだFIA(国際自動車連盟)会長の職を降りたジャン・トッドが、今後は「何か新しいこと」をするつもりだと語った。
最近、75歳のトッドが、かつてチーム代表を務めていたフェラーリに復帰する可能性があるとの噂がささやかれている。
これまでの報道によれば、トッドが現在フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットのもとで顧問のような役割を担うことになりそうだとされている。
しかし、かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレは、そのような役割は「時間の無駄」でしかないと述べている。
「彼らは誰の役にも立たないよ」
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語った71歳のブリアトーレは次のように付け加えた。
「ちゃんとチームの一員として共に歩んでいかないとだめなんだ」
今のところ、トッドはこうした噂を完全に否定はしていないが、同時に、その可能性はあまりないともほのめかしている。
「これまでも常に噂はあったが、その点では、すべてが悪化してきた」
母国フランスの『AFP通信』にそう語ったトッドは次のように続けた。
「結論に導くにはひとつの言葉で十分だが、ほとんどの場合、それは現実とは一致しないものだ」
「だから、私の言葉の結果として現れるかもしれない噂をさらに膨らませることがないように、私は自分のコメントには極めて慎重でありたいと思っている」
そう語ったトッドだが、次はどういうことをするつもりなのか、と質問されると、「これまでの人生において、私は常に新しいことを学び、前進したいと思ってきた」と答え、次のように付け加えた。
「だから、私が何をするにしても、それは何か新しいことになるだろう」