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【速報】メルセデスがF1アブダビGPに関する異議申し立てを正式に断念

2021年12月16日(木)19:47 pm

メルセデスは16日(木)、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが勝利を飾った先週末のF1アブダビGPにおいてレーススチュワードが抗議を却下したことに関する異議申し立てを行わないことを正式に発表した。

ヤス・マリーナ・サーキットで行われたレースではメルセデスのルイス・ハミルトンがレースの大半をリードしていたものの、終盤のセーフティカー導入時にタイヤ交換を行ったフェルスタッペンが最終ラップでハミルトンをオーバーテイクし、初のF1タイトル獲得を決めた。

メルセデスは、フェルスタッペンがセーフティカー先導時にハミルトンの前に出たこと、そしてレース再開直前に周回遅れのマシン5台をハミルトンの前に出したこと2件についてレース後に抗議を行ったものの、アブダビGPのレーススチュワード(競技委員)はそれを却下していた。

メルセデスはその決定を不服とし、正式に異議申し立てを行うとの意思表示を行っていた。

しかし、16日にF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、アブダビGPでの出来事について調査を行うと発表したことを受け、チームはこれ以上この問題を追及しないことを明らかにした。

今回メルセデスが出した声明には次のように書かれている。

「我々は異議申し立てを取りやめる」

「我々はルイスとともに、F1シーズンのフィナーレで起きた出来事にどう対応するか、慎重に検討してきた」

「我々はスポーツの公平性のために訴えを起こしたが、それ以来、FIAやF1と建設的な対話を重ね、将来に向けて明確化を図り、すべての競技者が自分たちのレースのルールとその施行方法を知ることができるようにした」

「したがって、アブダビで起きたことを徹底的に分析し、F1におけるルール、ガバナンス、意思決定の堅牢性を改善するための委員会を設置するというFIAの決定を歓迎する。また、彼らがチームとドライバーに参加を呼びかけたことも歓迎している」

この結果、フェルスタッペンが2021年のF1チャンピオンとなったことが正式に確定したことになるが、メルセデスはその声明の中でフェルスタッペンとレッドブルに対して次のように祝辞を述べている。

「今シーズンの皆さんの功績に心から敬意を表したいと思います。あなた方はこのF1選手権のタイトル争いを本当に壮大なものにしてくれました。マックス、我々はあなたとあなたのチーム全員を祝福します。来シーズンもサーキットであなたと戦えることを楽しみにしています」

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