3年ぶりのF1シーズンを終えたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だが、シーズン後の最初の予定は病院で再び手術を受けることのようだ。
2018年シーズン後にいったんF1を離れていたアロンソだが、40歳となる今年アルピーヌからF1復帰を果たし、全22戦という過酷なシーズンをランキング10位で終えている。
だが、アロンソにとって今シーズンはベストな形で臨めたわけではない。シーズン開幕前に自転車でトレーニング中に交通事故に遭っていたのだ。
アロンソはその事故で骨折した顎の部分にチタニウム製のプレートを埋め込む手術を受けており、今シーズンはそのプレートを入れたままで最終戦まで戦い通してきていた。
そのアロンソは、F1最終戦が行われたアブダビからヨーロッパへと戻ることになるが、そこで再び外科医のもとを訪れることになっている。
「今年の冬の僕の運命は、病院から始まるんだ」
2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソは母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』にそう語ると次のように付け加えた。
「まず、2月の事故で顔と顎に入れられたプレートを取り去り、その後数週間かけて回復に努めることになるよ」
もちろん、アロンソにはその前にやる仕事がもうひとつ残されている。
アロンソも、新たなF1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)やほかのドライバーたちと共にアブダビで行われるポストシーズンテストに参加することになっている。
アルピーヌではアロンソが15日(水)のテストを担当することになっており、アロンソはそこで2022年から新たに導入されるピレリの18インチホイールタイヤの感触を確認することになる。