F1を離れるジョビナッツィ「キミは公平で素晴らしい人」F1復帰への気持ち隠さず／F1アブダビGP
F1最終戦となる第22戦アブダビGP（ヤス・マリーナ・サーキット）決勝レースが行われ、最後の1周でマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）がルイス・ハミルトン（メルセデス）を抜いて優勝し、初のF1ワールドチャンピオンに輝いた。F1ラストランのホンダは、1991年のアイルトン・セナ以来となるチャンピオンを獲得し、有終の美を飾った。
●【F1第22戦アブダビGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
ホンダF1と同じく、これがF1ラストレースとなったアントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ）は、残念ながらマシントラブルでリタイアとなった。
レース前にはチームメートのキミ・ライコネン（アルファロメオ）の引退セレモニーも行われるなど、イベント盛りだくさんの週末となったが、ジョビナッツィ自身は来季からフォーミュラEに活躍の場を移す。来季のF1シートを確保できなかったジョビナッツィは、自身のキャリアを次のように振り返った。
■キミは公平で素晴らしい人
「フルシーズンを走り終えて、初めてのDNF（リタイア）となり、このような形でシーズンを終えるのは残念だ。ベッテルのようなワールドチャンピオンと戦い、良いレースをしていたのにね」
「でも少なくともこのレースの最終ラップを見て楽しむことができたよ。マックスとルイスのバトルは素晴らしかったし、どちらもタイトルにふさわしいと思う」
「キミが引退するのを見て、そして今日、チームが僕たちのためにしてくれたことを見て、全体的に感情的な一日になった。彼は素晴らしい人で、とても公平で、F1界のみんなが彼を失うことを寂しく思っているだろうね」
■またF1に戻ってきたい
「僕については、これが単なる『また会おう』であることを願っているよ。僕は今、フォーミュラEに全集中しているけど、来年も（F1へ）戻ってきたいと思っている。自分自身の旅には満足しているよ。何年にもわたって進歩してきたし、僕はできる限りのことをしたからね」
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