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【速報】FIA、メルセデスの抗議を却下!不服のメルセデスは上訴の意向を表明

2021年12月13日(月)4:41 am

誰も予想しなかったような劇的なフィナーレを迎えたF1アブダビGP。しかし、終盤のセーフティカーが導入されたことに対してメルセデスは正式に抗議をしていたが、FIA(国際自動車連盟)はこれを却下した。

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レース終了まであと5周というところでニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がクラッシュしたことで、このマシンを撤去するためにセーフティカーが導入された。これで2番手を走行していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、ファイナルラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて優勝、初のF1ワールドチャンピオンを勝ち取った。

しかし、その劇的なレース終了から30分後、コンストラクターズチャンピオン8連覇という偉業を成し遂げたメルセデスは、最終的なリザルトに抗議した。特に「2021年FIA F1スポーティング・レギュレーション第48.12条違反の疑い」を問うとともに、さらに別の抗議で第48.8条違反を指摘していたのだ。

■FIA、却下の理由を説明

その抗議を受け、日曜日の夜、FIAが発表した文書にはこう書かれていた。

「第15.3条では、レースディレクターがセーフティカーの使用をコントロールすることを認めており、我々の判断では、その展開と撤退も含まれている」

「48.12条が十分に適用されなかったかもしれないが、次のラップ終了時にセーフティカーがピットに戻ることに関しては、48.13条がそれを覆している。『Safety Car in this lap(この周でセーフティカーは終了する)』というメッセージが表示されたら、そのラップの終わりにセーフティカーを取り消すことが義務づけられている」

「それにもかかわらず、メルセデスはスチュワードに対して、セーフティカー先導中だったファイナルラップ前(2ラップ前)の順位へとリザルトの修正を求めているが、スチュワードとしては、これは事実上、遡ってレースを短縮することになるため、適切ではないと考えている」

「したがって、抗議は棄却された」

■メルセデス、上訴の意向を示す

FIAのこの決定が下された直後、メルセデスF1の広報担当者が発表した声明によると、チームはこの決定に対して上訴する意向を示している。チームは72時間以内に上訴するかどうかを決定することになる。

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