初開催となったF1第21戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)決勝レースを終え、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【F1第21戦サウジアラビアGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■2回の赤旗を含む波乱の展開
F1初開催のサウジアラビアGPは、2回の赤旗を含む波乱の展開になりました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手は、その波乱の中でのピット戦略も功を奏して一時はトップを走行しましたが最終的に2位に終わりました。チームメイトのペレス選手は、赤旗中断後のリスタート時の混乱の中での接触によりリタイアとなってしまいました。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は難しいレースを上手く走り切り6位入賞となり、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。角田選手は接触によりポジションを落として14位という残念なレース結果にはなりましたが、初めてのサーキットでいいパフォーマンスを発揮できたポジティブな週末になりました。
ドライバーズチャンピオンシップについてはフェルスタッペン選手がハミルトン選手と同一ポイント、コンストラクターズチャンピオンシップは今日の結果からメルセデスに差を広げられてしまいました。
■HondaF1の最後の挑戦へ
そしていよいよ、来週の最終戦で両チャンピオンシップが決まります。HondaF1の最後の挑戦となる今シーズンの最終戦、第22戦アブダビGPに向けてチーム一丸となり全力を注いて臨みます。
●【最新ランキング表】F1世界選手権チャンピオンシップ争いは最終戦へ