2022年にはスペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットがF1プレシーズンテストの舞台として復帰することがほぼ確実となったようだ。
2020年のF1プレシーズンテストはバルセロナで3日間のテストを2回、つまり合計6日間で行われていたが、新型コロナウイルスの大きな影響を受けたこともあり、2021年のテストはバーレーンだけで行われていた。しかも、この年は原則として2020年型F1マシンをベースとしたもので戦うことになっていたため、テスト日数もわずか3日間だけだった。
だが、2022年はこれまでとは大きく異なる新技術レギュレーションが導入されることもあり、F1ではすでにバルセロナとバーレーンの2か所でテストを行う計画を立てていることを明らかにしていた。
しかし、バルセロナに関しては2022年以降のF1開催契約が未締結であったこともあり、実際にプレシーズンテストを行うことができるかどうかが不透明な状況にあったのは確かだ。
だが、このほどF1とバルセロナ-カタルーニャ・サーキットが2026年まで契約を更新したことにより、バルセロナでのプレシーズンテスト実施に向けた障害が取り除かれたことになる。
バルセロナ-カタルーニャ・サーキットのマネジングディレクターを務めるジョセフ・ルイス・サンタマリアはこのほど『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「原則として、彼ら(F1)には2月に3日間ここに来てもらうことになる」
「経済的な合意に達し、彼らが求めるサービスの対価を評価するためには最後の一押しが必要なだけとなっている。だが、それは順調に進んでいるよ」
「見通しとしては、F1選手権開幕の前週にバーレーンでもテストが行われることになるだろう。チームたちは新たなマシンでもっと走り込むことが必要だからね」
2022年のF1はバーレーンGP(3月20日決勝)で開幕を迎えることになっているが、F1チームたちはまず2月にバルセロナでテストを行った後、開幕直前にその舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットで本番に焦点を合わせたテストを行うことになるようだ。